ブレイクアウトとは、為替市場で注目されているチャートポイントを、レート(価格)が抜ける(突破する)ことです。
一般には、シンプルに「ブレイク」と略されて呼ばれることが多いです。
注目されるチャートポイントの例としては、高値や安値、サポートライン、レジスタンスライン、トレンドライン、ネックライン、テクニカル指標のライン(例:200期間の移動平均線)などがあります。
細かいものだと、ローソク足の高値や安値も「ブレイクアウトするかどうか」を注目する対象となり、ローソク足のブレイクはプライスアクション・トレードでよく用いられます。
FXで注目されるチャートポイントでは、売り買いそれぞれの注文が溜まっている可能性が高いため、そのチャートポイントを抜けることで一方向への値動きが発生することが想定されます。
そのため、注目ポイントをレートがブレイクアウトする値動きには注意を払う価値があります。
FX取引のトレード手法のなかには、ブレイクアウトが起きるであろうチャートポイントを特定したり、ブレイクアウトが想定される相場状況での判断とエントリー方法を扱ったものが多く見られ、これらを総称して「ブレイクアウト手法」と呼びます。
また、ブレイクアウトしたと思ったものの、そこから元のチャートポイントまで為替レートが戻ってしまったり、戻ってさらに反対方向へとブレイクアウトしていくことがあります。
これをダマシの値動きと呼びます。
以上、FX専門用語「ブレイクアウト」の意味と解説についてお伝えしました。