FXのポジション(玉)関連用語の意味と解説まとめ

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「ポジション」とは?

ポジションとは、FX取引において現在保有している通貨ペアのことです。

ポジションは別名「建玉(たてぎょく)」とも呼ばれます。

ある為替レートで買いもしくは売りでエントリーしていて、決済せずにホールド(保有)している状況を「ポジションを持つ(持っている)」といいます。

また、ホールドしている通貨ペアの大きさ(量・ロットサイズ)のことを「ポジションサイズ」といいます。

買いでエントリーしたポジションは「買いポジション」「ロングポジション」「買い建玉」、さらには「買い持ち」などと呼ばれます。

買いポジションを保有した状態でその通貨ペアが上昇していけば、為替差益(利益)が得られ、FX取引口座の証拠金が増えます。

反対に、売りでエントリーしたポジションは「売りポジション」「ショートポジション」「売り建玉」、さらには「売り持ち」などと呼ばれます。

売りポジションを保有した状態でその通貨ペアが下落していけば、為替差益(利益)が得られ、FX取引口座の証拠金が増えます。

また、ポジションをホールド(保有)していない状態のことを「ノーポジション」「スクエア」といいます。

ポジションを「玉(ぎょく)」という理由

ちなみに「建玉」という用語の「玉」には「宝(たから)」という意味があり、これは将棋の「玉将(ぎょくしょう)」と同じ由来です。

「自分の宝物のようなポジション」という意味が、この「玉」という言葉には込められていますが、その宝物に執着して、損切りが遅れないように注意しなくてはいけません。

日本の株式相場において、信用取引ではない現物の株ポジションのことを「玉(ぎょく)」と呼ぶことから、為替取引(FX)でも保有するポジションのことを玉と呼ぶようになりました。

関連用語 ポジションサイジングポジション調整アベレージコストポートフォリオ

「エントリー」とは?

エントリーとは、FX相場で新しくポジションを持つことをいいます。

エントリーとは、英語で「入り口」「入ること」という意味であり、その名の通り、買いか売りのポジションを作って相場へ入っていくことを表しています。

具体的にエントリーする(した)レートのことを、エントリーポイントと呼びます。

FXトレーダーにとっての重大事のひとつは、このエントリーです。

テクニカル分析を通じて、どのようなチャート状況(背景状況)で、どのようなタイミングで、どれ位のポジションサイズでエントリーするのか。

これはFXトレーダーの数だけバリエーションがあるといっても過言ではないのですが、それでもある程度の傾向が見られるのは確かです。

例えば、勝ち組FXトレーダーと負け組FXトレーダーの決定的違いのひとつとして、負け組FXトレーダーはこの先の為替相場を「予想」してエントリーする傾向があります。

これは言うなれば「未来を当てよう」としているのです。

それに対して勝ち組トレーダーは、決して未来を当てようとは考えず、常に事前の過去チャート検証を通じて得られた統計結果をもとに、確率思考に則ってエントリーを判断します。

つまり不確実な未来を当てて利益を出すのではなく、不確実な未来を確率的に乗りこなしていくのです。

この「確率的な傾向に従ってエントリーや決済を繰り返してトレードしていく」というスタイルを理解できれば、初心者FXトレーダーは卒業といえるでしょう。

関連用語 決済注文トリガー

「ロット」とは?

ロットとは、FXで通貨ペアを取引する際の売買単位のことです。

FX会社によって1ロット当たりの通貨数は異なり、以前は1ロット=10万通貨とするFX会社も多く存在しましたが、現在一般的に1ロットといえば1万通貨のことを指します。

ロットには「ひとまとまり」という意味があり、FXでも通貨ペアの取引における「ひとまとまり」を定めるものとして「ロット」という単語が用いられています。

各FX会社で実際に取引可能な「最小単位」をロットとして設定・提示している場合が多いわけですが、ロット数とは別に実際の取引最小単位を別個に定められている場合もありますので注意が必要です。

例えば、あるFX会社で「1ロット=1万通貨」と明示されている場合、実際の取引通貨単位も1万通貨であるケースと、「最小取引単位は1,000通貨」というように別個に設定しているケースがあります。

この場合、実際の取引通貨単位をロット数で表すならば「0.1ロット=1,000通貨」ということになります。

関連用語 通貨単位

「ノーポジション(ノーポジ)」とは?

ノーポジションとは、為替取引(FX)において何も取引をしておらず、ポジションをもっていない(建玉がない)状態のことを指す言葉です。

ノーポジと略されて使われるケースも多く見られます。

また、ポジションをもたずに、積極的なエントリーは控えて相場状況を静観している状態を指して、ノーポジションという場合もあります。

ノーポジションは「何もしないこと」ではない

多くのFXトレーダーは、為替相場でポジションをもっていないとトレードをしている気になれず、ノーポジションだと「何もしていない」ように感じてしまう傾向があります。

特にFX初心者ほどノーポジションの状態を軽視してしまう傾向があります。

そもそもお金を稼ごうと思ってFXを始めた以上、目の前のチャートの値動きがどれも利益のチャンスに見えてしまうことは避けられない心理状態だと思います。

しかしだからこそ、ここでよく考えて「本当のトレーディングの姿」について理解しておくことが大切であり、それが為替相場の世界で生き延びて利益を手に入れる正攻法なのだといえます。

ノーポジションの状態で為替相場を静観する(チャート監視・チャート分析は継続しておく)ことは、これ自体がれっきとした優位性のあるトレード判断であり積極的な行動にあたります。

例えば、相場状況がナローレンジになっていたり、反対に経済指標の発表直後などでボラティリティーが激増したりした場合に、戦略的にノーポジションを選択することは、無駄な損失を回避するための正しいリスクマネジメントだといえます。

FXトレードは「買うか売るか」だけではなく、「様子見をする」という選択も必要であり、こうして静観する判断が取れるかどうか、それを実際に実行できるかどうかが、退場してしまうFXトレーダーと優れたFXトレーダーとを分ける重要なポイントのひとつです。

チャンスが無いからとか、チャンスを見逃してしまった結果として何もできないから、やむを得ずノーポジションになってしまっているという「消極的&受動的なノーポジション」は、ストレスが溜まって心理的な負荷が高まり、徐々にメンタル的に正しい判断が難しい状態になっていきます。

そのようなノーポジションではなく、自分自身のトレードルールに則ったトレード判断の結果として、積極的かつ能動的に様子見をする選択をすることも可能です。

そうすれば相場の値動きに翻弄される度合いが減少し、メンタル的にも安定感が増していきます。

ノーポジションを制すものはFXトレードを制すといっても過言ではないので、ぜひ真剣にノーポジションで様子見をすることをルール化して実践してみて下さい。

「スクエア」とは?

スクエアとは、為替取引(FX)において売り買いどちらのポジションも持っていない状態のことです。

別名「フラット」や「ノーポジション」ともいわれます。

また、買いポジションと売りポジションが、差し引き同じロット数になっている状態も、スクエアと呼ばれます。

これは、両建てと呼ばれるポジションと同じ状態といえ、実質的なリスクがゼロになっています。

ちなみに為替取引(FX)では、買いポジションをもっている状態を「ロング」、売りのポジションをもっている状態を「ショート」と呼びます。

実はスクエアは積極的なトレード姿勢である

FX取引において何もエントリーせず、ポジションを持たない状態である「スクエア」ですが、FX初心者ほどスクエアの状態を軽視してしまう傾向があります。

これはそもそもお金を稼ごうと思ってFXを始めた以上、目の前のチャートの値動きがどれも利益のチャンスに見えてしまうことは避けられない心理状態だと思います。

しかしだからこそ、ここでよく考えて「本当のトレーディングの姿」について理解しておくことが大切であり、それが為替相場の世界で生き延びて利益を手に入れる正攻法なのだといえます。

FX初心者は為替チャートを前にすると、どこでエントリーするか目を皿のようにして探すものです。

しかし勝ち組のベテランFXトレーダーは、目の前のチャートを自分のトレードルールに従ってテクニカル分析し、次のような選択肢の中から行動を選択します。

その選択肢とは、「買いエントリーを検討する」「売りエントリーを検討する」「今は何もしない」です。

つまり「今は何もしない=スクエアを維持する」という行動を積極的に選択して、その通りに行動する──つまり何もせずにチャート監視を継続するのです。

チャンスが無いからとか、チャンスを逃したから「何も出来ない」という消極的で受動的なスクエアではなく、ルールに従って今は何もしないという態度を積極的&能動的に取ることが、真のスクエアだというわけです。

この両者のスクエア(ノーポジション)の違いが理解できれば、トレード中の心理状態にも自ずと変化が表れ始めるはずですし、実際のトレード判断や行動にも好影響を及ぼすことでしょう。

消極的なスクエアではなく、積極的なスクエアをFX取引で実践できるようになれば、FX初心者からは余裕で脱却できているはずです。

関連用語 ロング・ショート

「ピップス(Pips)」とは?

ピップス(Pips)とは、FX取引で扱われる通貨ペアの「値動きの共通単位」のことです。

各通貨の最小単位を1/100にしたものを「1ピップス(Pips)」と呼びます。「Pips」は「Percentage in point」の略語+複数形(s)のことです。

  • ドルの場合、最小単位「セント」の1/100が1Pipsになります(1Pips=0.0001ドル)。
  • 円の場合、最小単位「銭」の1/100が1Pipsになります(1Pips=0.0001円)。

本来だと、ドル円なら「円」、ユーロドルなら「ドル」、ユーロポンドなら「ポンド」が通貨単位として用いられますが、これだと異なる通貨ペア間の値動きの比較が直感的におこない難くなります。

また、取引での損益を計算する際に円やドルで表すと、トレードのパフォーマンスが見えなくなってしまいます。

例えば「ドル円で100万円の利益を得た」という場合でも、以下のように異なるトレードによる結果があり得ますが、損益だけを見てしまうとどちらも同じ結果となってしまいます。

  1. 100万通貨のポジションで1円の値動きをトレードして得た場合。
  2. 10万通貨通貨のポジションで10円の値動きをトレードして得た場合。

そこで、各通貨の最小単位を1/100にしたものを「1Pips」として定めることで、異なる通貨ペア間の値動きの比較がしやすくなる上に、トレードのパフォーマンスも客観的に比較できるようになるのです。

先程の例の場合、ピップス(Pips)で比較することで次のように客観的に比較できます。

  1. 100万通貨のポジションで1円の値動きをトレードした=「100Pips」
  2. 10万通貨通貨のポジションで10円の値動きをトレードした=「1,000Pips」

比較の結果、「2」のトレードの方が獲得した値幅が大きいことが分かります。それぞれのポジションサイズを揃えてトレードしたならば、「2」のほうが10倍の利益を得られるトレードだったということです。

関連用語 値幅

「値幅」とは?

値幅とは、為替レートが上昇したり下降したりする変動の幅のことです。

FXでは、もみ合いレンジ)の上限と下限との幅を指したり、一定期間に変動した為替レートの幅を指したり、現在レートからサポートラインレジスタンスラインまでの幅を指したりします。

例えば、為替取引(FX)の中では次のように使われます。

  • 「米雇用統計の指標発表を受けて活発な取引が行われ、ドル円の値幅が大きくなっている」
  • 「ユーロドルの値動きが横ばいに入り、50pipsほどの値幅のレンジ状態が続いている」
  • 「経済ニュースなどの材料不足で値動きが乏しく、ポンドドルは三角保ち合いになって値幅が狭まってきている」
  • 「レジスタンスラインまでの値幅が少ないので、エントリーしても利益が見込めない」

「建値(たてね)」とは?

建値とは、FX取引において、エントリーしてポジションをもったときの為替レートのことです。ドル円を100円で買いエントリーした場合、そのポジションの建値は100円となります。

ポジションを決済(差金決済)するときは、この建値を基準にして計算しますので、とても重要な意味を持つレートです。

エントリーする時に出した逆指値注文のレートと、実際の建値が、異なったレートになることがありますが、これはスリッページと呼ばれる現象で、値動きの急変時に起こりやすくなります。

関連用語 建値撤退為替レート決済注文アベレージコスト

「含み益・含み損」とは?

含み益・含み損とは、エントリーしてポジションを持った時の為替レートと比べて、現在どれくらいの利益・損失になっているかを示したものです。

「評価損益」とも呼ばれます。

ホールド(保有)している通貨ペアの現時点での評価額なので、利益も損失も確定したものではなく、含み益・含み損はあくまで仮の損益です。

含み益・含み損が確定するのは、ポジションを決済したタイミングです。

FXトレーダーの心理として、含み益は早く決済して確定させたくなり、含み損は出来るだけ確定を先送りしようとする傾向があります。

これはいわゆる「チキン利食い」「塩漬け」と呼ばれる行動で、その結果、多くのFXトレーダーが為替相場で利益を上げることが難しいとされています。

こうした「含み益は早く実現させ、含み損の確定を遅らせる」というトレード行動の背景には、次のような心理が働いています。

  • 得られるものは、それが例え時間が経ってから手にした方が増額される可能性があるものでも、少額でも今すぐ確実に手に入れようとする。
  • 目の前の損失リスクを避けられるのなら、わずかな可能性だったとしても未来のチャンスに賭けようとする。

FXトレーダーとして大成するためには、こうした心理的傾向を踏まえた上での対策を行う必要があります。

関連用語 利益確定損切り注文

「利益確定(利食い)」とは?

利益確定とは、含み益が生じていたポジションを決済して利益を確定させることで、「利食い」とも呼ばれます。

為替取引(FX)では、保有していた買いポジションに含み益が出ていた場合、反対売買の「売り」をおこなって決済して利益確定を行います。

売りポジションを保有していた場合はこの逆になります。

ちなみに、含み損になっていたポジションを決済することは「損失確定」といい、一般には「損切り」と呼ばれます。

決済の仕方がFXトレードの結果の明暗を分けることも

「含み益のポジションを決済すれば利益が得られる」──この当たり前の言葉通りにFXトレードを実践するのは、想像以上に困難なことです。

その理由は様々ですが、その中の重要な理由として「利益確定のタイミングをどうすればいいか」というものがあります。

FX初心者のみならず、経験豊富なFXトレーダーでも利益確定は難しく、「利益確定に正解など無く、生涯追及するか、さもなくば諦めるかだ」という趣旨の意見も見られます。

利益確定に関する典型的な問題(悩み)は、チキン利食いだということは間違いないでしょう。

これは、手中に収めている(と錯覚している)含み益を逃したくないあまり、為替レートのわずかな逆行でビビッてしまい、小さな含み益を確定してしまうというもので、FXトレーダーあるあるのひとつです。

チキン利食いの克服は一朝一夕には出来ませんが、大切なのは一度、ガチガチの決済ルールを用いて反復練習をおこなってみることです。

複数回のトレードの結果を通じて「利益が残る」という実感を得ることを通じて、徐々にメンタル面での改善を進めることが出来るでしょう。

関連記事 『チキン利食い』とは?FX対策用の分割決済ルールを解説

関連用語 決済注文、売り抜け、指値注文手仕舞い

「損切り」とは?

損切りとは、含み損になっているポジションを決済して、損失を確定させることです。

含み損のポジションは、そのまま放置していると、どこまでも含み損が拡大していき、FX会社から追証を求められる可能性があります。

そのまま維持証拠金を下回って強制ロスカットになってしまうと、証拠金が深刻なダメージを受けてしまいますので、自らのリスク管理のルールに従って損切りをおこなうことが大切です。

損切りを難しいものにしている理由の1つは、含み損のポジションを放置していても、いずれ建値にレートが戻ってくる可能性がある点です。

そのため、多くのトレーダーは含み損のポジションを損切りせず、「建値に戻ってきたら、プラマイゼロで決済しよう」と考えがちです。

しかし、何度かそうやって助かった経験があっても、確率的には、いずれ含み損が拡大する一方の状況に陥ることは明らかです。

多くの場面では、「損切りしなければよかった……」と思うかもしれません。しかしそれは、いずれ必ず訪れる「強制ロスカットになってしまうほどの損失」から身を守るための”保険”だと思って、粛々と損切りを行っていきましょう。

損切りをせず、ナンピンによって平均取得単価を現在レートに近づけて、建値撤退をしやすくしようとする方法もあります。しかし、ナンピンは勝つためのトレード戦術として用いるのでなければ、必敗の方法とすら呼べるものなので、おすすめすることは出来ません。

関連記事 FXで損切り注文を入れないリスクとは?その危険さと対策方法について

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関連記事 『FXのナンピン』とは?その意味を理解して戦術的にエントリーする方法

関連用語 ストップ・ロス・オーダー強制ロスカット

「建値撤退(たてねてったい)」とは?

建値撤退とは、買いもしくは売りでエントリーしたポジションを、エントリーしたときと同じレート(建値)で決済することです。

その結果、そのトレードはプラスマイナスゼロで終わることになりますが、実質的にはスプレッド手数料の分だけマイナスになります。

建値撤退が用いられるケースとしては、主に以下のようなものがあります。

  1. 利を伸ばそうとホールドしていたが、これ以上伸びていかないと判断したので、レートが戻ってきたときに建値撤退した。
  2. ポジションが含み損になり、状況も想定違いだったと判断したので、レートが建値に戻ってきたのを幸いに建値撤退した。

「1」では、建値撤退したあとに、想定した方向へ動いていってしまい、「建値撤退しなければよかった」と後悔するケースも当然起こります。

下のチャートは、その典型的なケースです(クリックすると拡大します)。

建値撤退が裏目に出たケース

「2」では、損失を確定したくないあまり、建値撤退にこだわり、ずるずると含み損を拡大させていってしまう可能性があります。

同じく、下のチャートは、その典型的なケースです(クリックすると拡大します)。

建値撤退できずに大きな損失になったケース

いずれにしても、感情的な理由で建値撤退をするのではなく、トレードルールに組み込まれた状態で、確率思考に則って、規律を持っておこなう必要があります。

関連用語 決済注文

「アベレージ・コスト」とは?

アベレージ・コストとは、同一の通貨を複数回に渡って買った(売った)場合の、ポジション全体の平均レートのことを指します。

例えば、ドル円を100円で10万通貨、110円で10万通貨買った場合、アベレージコストは105円ということになります。

ちなみに、ナンピン買い(売り)は、このアベレージコストを操作して損失を回避、もしくは利益を得ようとする手法です。

ドル円を100円で買ったとしてその後、大きく下落したとします。

ドル円が90円になった時点で大きな含み損を抱えていることになりますが、ここで現在のポジションサイズと同じだけ追加で買いポジションを持てば、その平均取得単価すなわちアベレージ・コストは95円になります。

その後、将来ドル円が上昇してくれた場合、95円まで上昇してくれればポジションの損益はトントン(イーブン)になるわけです。

本来なら100円までレートが上昇しなければ建値撤退が出来なかったはずですが、ナンピンをしたことで建値が下がったのです。

注意しなければならないのは、アベレージ・コストは下がっていますが、ポジションサイズは2倍に膨れ上がっている点です。

ナンピンを繰り返していけば、ポジションサイズは益々増えていきますし、ポジション維持に必要な証拠金もそれに比例して増額されていきます。

為替レートの変動に応じて増減する含み損の金額も大きくなる──つまりより大きなリスクを負うということを忘れてはいけません。

アベレージ・コストを下げることばかりに注目していると、その先に待ち構えているのはFX相場からの退場だということを肝に銘じておきましょう。

参考記事 『FXのナンピン』とは?その意味を理解して戦術的にエントリーする方法

以上、FXのポジション(玉)関連用語の意味と解説まとめ──についてお伝えしました。

執筆者プロフィール

fx-monoロゴ名前:mono(モノ)
FX歴13年の為替トレーダー。

FXトレードで収益を上げながらIT系の事業経営もしています。20年以上取り組んできた心理学と脳科学の専門知識(アドラー心理学、NLPなど)を活かして《トレード技術の上達法》を研究し実践してきました。

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