FX取引で稼いで成功することを「FX山の山頂へ到達すること」に例えることで、FXで勝つための情報を選別して活かす方法が見えてきます。
今回は、FXでの成功を登山になぞらえて、トレードでお金を稼げるようになるための方法を、寓話的なエッセンスにまとめてお伝えしていきます。
この記事を読むことで、トレードノウハウを活かして、成功への上手なスタートダッシュが切れるようになったり、今うまくいっていないことの原因が分かったり、新たな解決策やFXで稼ぐ方法のアイデアが得られる可能性があります。
FXでお金が稼げるなら、どんな方法でも正解?
FXでの成功とは、シンプルにお金を基準にして考えるなら「FXで勝てるようになって、十分なお金を稼ぐことが出来るようになること」です。
そのためには正しい方法を実践する必要がありますが、インターネットや書籍などを通して、数多くの「FXで稼いで成功するための方法」が情報発信されています。
その結果、どれが正しい情報なのか見当もつかなくなっています。
ですから、次のような疑問を感じて途方に暮れてしまうのも無理はありません。
- 「なぜこんなに色々な成功方法が溢れかえっているのか?(ウソが多い? 正解はどれ?)」
- 「情報の海を上手く泳いでFXで稼ぐことが出来るようになるには、どうすればいいのか?」
しかし結局のところ、少々乱暴にいってしまえば──あなたがFXでお金を稼ぐことが出来るなら──どんな方法でも正解だといっても過言ではありません。
とはいえ、これでは何の解決にもならず、取り付く島もありませんから、ここからは「FXでお金を稼ぐことが出来るようになる」という成功へのプロセスを、山登りに例えて考えていきます。
FXでの成功を登山に例えることで、「あなたがお金を稼ぐことが出来るならどんな成功方法を用いても良い」ということの真意や、その中でどういう風に行動していけば成功に近づけるのかが見えてくるはずです。
FXを登山に例えることで見えてくるもの
「FXで十分稼ぐことが出来るようになった」という状態が成功のゴール地点──つまり「FX山」の山頂だとするならば、山頂へ至るルートは一本だけではなく、何本もあるだろうということが想像できるでしょう。
本物の登山でも、「北側から登る険しいルート」や「南側の緩斜面から時間を掛けて登るルート」、「隣の山の尾根を通って山頂へ近づくルート」など、何本もの登頂ルートがあるものです。
同じように「FX山」には、登山の成功に至る無数のルートがあり、例えば以下のように、各ルートにはそれぞれ特徴があります。
- 登りやすく成功しやすいが、距離がとても長いルート。
- 距離は短いが、危険極まりないルート。
- 道中で得られるものが多いが、見通しが悪くて迷いやすいルート。
- 登山者が多くて安心して登れるが、トラブルが多いルート。
- etc…
もちろん以下のような、山頂へは辿り着けない(成功できない・お金を稼ぐことが出来ない)ルートもあります。
- FX山頂に近づいていると思ったのに突然、道が無くなってしまう「行き止まり」のルート。
- 同じところをグルグル回り続けてしまう「堂々巡り」のルート。
さらには、自分で道を切り開きながら進んでいくという、「自分でルートを作りながら登る方法」もあったりします。
FX山への登頂成功をアシストしてくれる山岳ガイドたち
FXでの成功(FXでお金を稼ぐこと)を登山に例えるなら、ネット上や書籍などで「FXで成功する方法」を公開して情報発信している人たちは、いうなれば「FX山の山岳ガイド」です。
彼らは、FX山への登頂成功へ向けて、登り方(登頂ルート)をガイドしたりアドバイスをしたりしてくれる存在です。
「FX山の登頂に成功するための方法」を語る山岳ガイドには、次のようなタイプの人たちがいます。
- 自らの力でFX山頂へ辿り着き、登頂に成功した経験をもつ人たち。
- 自分で登頂に成功したことはないが、登山ルートの情報に詳しい人たち。
1.自らの力で登頂に成功した経験をもつFX山岳ガイド
(1)のトレーダーは、独自のルートを開拓して登頂したり、過去の先人たちのルートを自分も辿ってみることでFX山の登頂に成功した人たちです(私もこのタイプです)。
登頂に成功したのですから、(彼らに素質やラッキーな点もあったにせよ)それらのルートは確かにFX山頂に通じているのが分かります。
彼らには自ら登頂に成功したという自負があり、自分が通ったルートへの信頼と確信のような気もちを持っているものです。
こうした体験をもとにFX山岳ガイドをする結果、彼らが案内するルートは自ずとそれぞれ異なってくるわけです。
2.自分で登頂に成功したことはないが、登山ルートの情報に詳しいFX山岳ガイド
(2)のFXトレーダーや関係者(ガイド専門職)は、いうなれば「事情通」や「業界通」の人たちです。
FX山で過去に登頂されたルートの数々に詳しかったり、遭難事故の原因やその顛末といった情報を知っていたり、FX初心者が安全に登り始められるようなアドバイスに長けていたりします。
彼らは、多種多様な登山成功者たちの情報をもとにガイドをしていますから、これも各ガイドごとに異なった色々なルートを案内しています。
FX山の山岳ガイドの多彩さ
「FXで稼ぐためにはトレンドフォローが絶対必要だ」というガイドがいるかと思えば、「的確な逆張りこそが安定的な利益の秘訣だ」というガイドもいます。
トレードスタイルにしてみても以下のように、それぞれ「なるほど」と思うような理由と共に紹介されています。
- 「FXのデイトレードは時間効率と資金効率のバランスが良い」
- 「難易度は高いが、スキャルピングでトレード頻度を上げれば、結果的に安定的に稼いで資金を増やしていける」
- 「スイングトレードならチャートをチェックする回数が減らせるので、最も日常生活に馴染んだ形でトレードできる」
さらに、「裁量トレードに勝る成功方法はない」というガイドもいれば、「EAを使った自動売買がおすすめだ」というガイドや、「ソーシャルトレードで委任するのが一番スピーディーに利益を稼ぐことが出来る」というガイドもいたりするのです。
また、細かい例でいえば──
- 「エントリーは支持線や抵抗線に引きつけて行うべき」
- 「エントリーは支持線や抵抗線をブレイクアウトしてから行うべき」
- 「観察するチャートの時間足を変えてみれば、どちらも同じことだ」
このような考え方の相違点を上げていけば、いくらでも出てきます。
しかし、どれもこれも確かにFX山の山頂には通じているという意味では、いずれも正しいルートなのです。
FX山の登頂に成功する方法
ここまで見てきたように、FX山の登頂に成功するためのルートが沢山あることの理由が分かってきました。
このようなFX山を登って成功するためには、どういったことに注意すればいいのかについて、引き続きFXを登山に例えながらアドバイスをしていきます。
FX山に登るのは山岳ガイドではなく、あなた自身
登山という例え方から分かるように、FXでお金を稼ぐことが出来るようになるという「成功」を手に入れるためには、自分の足でFX山を登っていくことが必要です。
一見当たり前にも聞こえますが、FXの世界ではこの事実が見え辛くなっているのです。
「代わりにやってもらおう」という依存心が強いと、代わりに登ってもらって成功の果実だけを味わおうとする、そんな選択してしまうものなのです。
ガイドに背負ってもらって登っても……
仮に、ガイドに背負ってもらって登っていったとしましょう。ある程度の高さまでは登れたとしても、壁のような岩場になるともう無理です。
岩場に杭を打ち込みながらよじ登っていく場所で、果たして赤ちゃんのように背負われた状態のまま登っていけるでしょうか?
ガイドから「ここから先は背負っていくのは無理だ」と言われたら、そこからどうしますか? ここまでずっと背負ってもらってきたのに、いきなりそんな急峻なところから自分の足で登っていくのは、まず不可能でしょう。
「だまされた!」といってガイドを責めるかもしれませんし、少し歩き出した途端、崖から滑り落ちてしまうかもしれません。
ヘリコプターで直接FX山頂へ行って「登頂成功」?
他にも例えば、大金を払ってヘリコプターに乗せてもらい、FX山頂へ直接行こうとする人も出てきます。
しかしFX山の山頂にはヘリコプターが降りられるような平地はないため、ヘリからロープで降りる必要が出てきますし、それはとても危険な行動です。
風に煽られて落下したり、そもそも怖くてヘリから降りられないケースもあります。
注意点として、ヘリコプターが整備不良だったり、パイロットの技術が未熟だったり、故障や事故で墜落してしまったりする可能性もあります。
また、天候不良で飛べないかもしれませんし、山頂付近で暴風に見舞われて墜落するかもしれません。
一見すると、楽にFX山頂へ行って成功できる方法にも見えますが、大金が必要な上に、そこには無数の深刻なリスクが存在しているのです。
──このようにFX山の登山に成功し、お金を稼ぐことが出来るようになるには、自分を信じて自分の足で一歩ずつ前進していくことが一番着実で確実だということが分かります。
従わない方がいいFX山岳ガイドの特徴
FX山のふもとで「アドバイスを受けるFX山岳ガイド」を選ぶとき、気をつけるべきポイントについて解説していきます。
「この道を行けば誰でも簡単に登頂に成功できる!(稼げるようになる!)」というタイプの宣伝文句は、眉唾ものとして無視するのは当然として──、大抵のFX登山ガイドがアドバイスしてくれるルートを進めば、ある程度の標高までは問題なく辿りつけるものです。
ただ私の経験上、次のような特徴のあるガイドのアドバイスには、無闇に従わない方がいいと考えています。
- 「大きく稼げるチャンスが来たら、ガンガンエントリーして飛び込め!」という、眼の前の利益を確実に取りにいこうとする、リスク無視のラッキートレード型のガイド。
- 「大きな損失を経験しないと一人前のFXトレーダーじゃない」「大きなポジションで一気に稼ぐ」といって、無茶なリアルトレードを勧めてくるガイド。
これらに共通するのは「あまりにも高いリスク」であり、そのリスクのせいでトレードを続けていくことが困難になることです。
失敗トレードから学ぶ前に、その失敗自体で取り返しのつかない大怪我(大損失や口座の破綻)をしてしまう可能性があるのです。
よく考えてみて欲しいのですが、FXで成功したトレーダーとは、つまり「成功するまで生き残ることが出来たトレーダー」のことです。
生き残りさえすればチャンスはまたやってくるのですから、初心者の内はとにかく生き残り続けることを目標にするべきですし、生き残ること自体が成功の方法でありプロセスでもあるのです。
ですから、こうした高リスクなFXガイドからは距離を置く必要があります。
FX山の見晴らしの良いところまでは、とにかく登る必要がある
大抵のガイドがアドバイスしてくれるルートを進めば、ある程度の標高までは問題なく辿りつける──そうはいっても、どのガイドのアドバイスが正しいか不安だろうと思います。
ただ、その不安の正体は「正解があるはずだけど、今はまだ知らない」という感情が生み出している可能性が高いです。
そうした感情のままに正解のルート(FXで稼ぐ方法とその実践プロセス)を探そうとするのではなく、自分で経験してみながら自分に合ったルートを見つけていく方が、最終的にはFX山の登頂に成功できる確率は高まると考えられます。
なぜなら、登頂に成功したFXトレーダーたちは異口同音に「自分に合ったやり方を続けたから成功した」と述べていますし、自分のやり方を信頼できるくらい、その方法に習熟していたからでもあるからです。
このことについては、下の記事が参考になるでしょう。
その意味ではまず経験ありきだと言えますから、FX山のことが分かってくるまでは、何か一つのルートを黙々と進んでみることが必要です。
その際のルートとしては、登山者の大勢いるルートがいいでしょう。つまり「王道的」とか「基本にして極意」などと呼ばれるルートです。
例えば具体的には、ダウ理論をベースとしたテクニカル分析のスキルを身につけて、移動平均線などのシンプルなインジケーターを補助としたトレードを重ねていく方法が、そうした王道的なルートに該当します。
以下の記事では、こうした王道的なルートのひとつについて解説しています。登山口で準備しておくものや具体的な登山方法、そのルートに潜む危険とその回避方法など、6つのステップに分けて詳細に解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
FX山をある程度登れば、見晴らしの良い場所に辿り着ける
「変なルートを登り続けてしまって、取り返しのつかない状況に陥ったらどうしよう……」──もしかすると、こんな不安を抱えてしまっているかもしれません。
しかしこれは、FX山のふもとで立ち止まっているトレーダーだからこそ抱えてしまう、未知の状況に対して感じる感情だといえるでしょう。
実際にFX山に登り始めて、ある程度の標高まで登ることが出来るようになると、そこには見晴らしの良い場所も沢山あることに気づきます。
見晴らしの良い場所に立ってふもとを眺めてみると、自分がこれまで登ってきたルートがどういうものだったかが、少し客観的に分かるはずです。
と同時に、横方向を見渡してみると、他のルートの存在とそのルートが辿ってきた場所も色々と見えてくるでしょう。
- 「あっちのルートは、あんな危険な場所を抜けてきたのか。通らなくて良かった……」
- 「向こうのルートは、途中で興味深い体験が出来るみたいだぞ」
- 「今のルートは厳しい道が延々と続いていたんだな。いい経験になったけど、他のルートも試してみたいな」
──等など、色々な感想を持つと思います。
こうしたことの具体的な例としては、次のようなもの上げられるでしょう。
- チャートパターンの正確な定義にこだわっていたが、裁量トレードに取り組むことで、自然と自分なりの判断基準が持てることが実感として分かってきた。
- ポジションサイズは小さ過ぎる位で丁度いいのだと分かった。どうせ最初は思ったようにいかず、不慮の損失が多くなるのだから。
- 1分足のスキャルピングを練習してきたが、同じことを5分足や15分足でやってみたら、どんなトレードになるだろう?
FX山をある程度登れば、ルート変更も可能になってくる
このような見晴らしの良い場所まで登って来られたなら、FX山を横へ移動して他の登山ルートへ移ることも選択肢として可能になります。
「まずは何か一つのルートを黙々と登ってみること」をおすすめする理由は、自力で登って経験とスキルを得ていくことを通して、「ルートを観察して選択するスキル」も身についてくるからです。
そこまで辿り着ければ、自分なりの確信を持ってそのルートを登り続けたり、自分に足りないものを補えるルートへ迂回してみたり出来ます。
ですから、最初の段階で「おかしなルートを登り続けてしまったら……」と不安に感じ続けるのではなく、今よりも少しでも標高の高いところへと足を進めて、少しずつでもFX山を登り続けていくことが大切です。
後から振り返れば、FX山のふもと近くのルートはどれも似たようなもので、まずはそこを抜けて来ることが大切なステップだったのだと気づくはずです。
FX山の山頂へ近づけない「やってはいけないこと」
ここまで見てきたように、FXを登山に例えて考えてみることで、反対に成功から遠ざかってしまう「やってはいけないこと」が見えてきます。
「やってはいけないこと」リスト
- 良さそうなルートや「正解のルート」を探して、いつまでも登山口をウロウロし続ける。
- FX山の2合目辺りまで登ってみては「このルートは違う」といって下山して、別のルートを探し始めることを繰り返す。
- 登山口でガイドのアドバイスを聞くこと自体が目的になって、ガイドに依存してしまう。
- 堂々巡りに陥っていることに気づかないまま、倒れるまで歩き続ける。
- 行き止まりに突き当たったのに引き返さず、そこで穴を掘り始めたりする。
(1)~(3)は内容がイメージしやすいと思いますが、(4)と(5)には少し説明が必要でしょうから、次にこれらについて解説します。
4.堂々巡りに陥っていることに気づかないまま、倒れるまで歩き続ける
FX山の登山において「堂々巡り」になるというのは、効果や結果が出ないことを延々と繰り返すということです。
そして、そのことに気づくためには、トレードノートを使って記録を残しておくことが必要になります。
リアルトレードはもちろん、デモトレードや模擬トレード(練習トレード)など、FXトレードの成績を記録することから始まり、トレード中の感情の変化なども記録することによって、自分の成長や変化に客観的に気づけるようになります。
トレードノートに記録する方法については、こちらの記事が参考になるでしょう。
もし、期間当たりでトータルプラスにならないまま、徐々にトレード資金が減少しているなら、それは根本的に何かが間違っているのであり、そのままでは堂々巡りどころか行き倒れになってしまいます。
そのときこそ勇気ある下山をすることが大切ですし、失敗の原因を踏まえて別のルートで再チャレンジすることを検討するべきです。
それが結果的にはFXの成功へ近づくことにつながります。
5.行き止まりに突き当たったのに引き返さず、穴を掘り始めたりする
FX山の「行き止まり」とは、「これ以上は出来ない」という壁に突き当たることです。具体的には例えば次のような状況を指します。
- チャート上の検証では上手くいっても、実生活の中でトレードすることは不可能だと分かった。
- 検証しているトレード手法をどう調整しても、満足な結果が得られない。
行き止まりの判断の難しいところは、それが単に「進み辛くて険しい道」である可能性もあるということです。
その場合、すぐに引き返してしまっていては、問題が起こるたびに同じような撤退を繰り返すことになり、いつまで経ってもFXトレードが上達せず、壁を越えられないままになってしまいます。
とはいえ、目の前の行動が何も結果を生まなくなったことに気づいたら、一度大きな視点に立って、他にやれることがないか見渡してみることが必要です。
しかしここで、その場で穴を掘り始めるような行動に陥るケースが多く見られるのです。
よくあるのが、今のトレード手法への過剰なこだわりです。
- 何とか調整して使い物に出来ないかといって、インジケーターのパラメーター調整に深入りしてしまう。
- やっている検証がカーブ・フィッティング(過剰最適化)であることに目をつぶって、結果に一喜一憂してしまう。
また、そうした狭い範囲のことについて、ネット上で過剰に情報収集を続けたりするのも、この状態に陥った場合によく見られる行動のひとつです。
私も過去に経験したのですが、直接は結果に関係のない「情報収集のための読書」に没頭してしまった時期がありました。
それはそれで勉強にはなったのですが、当時本当にやるべきだったのは過去チャートの検証であり、決して読書ではありませんでした。
他の人から見れば「FXで稼ぐことが出来るようになるために今やるべきなのは、それじゃない」ということが分かるのですが、当人は視野が狭くなってしまっているため気づきません。
「本当に状況を改善できる取り組み」は盲点に入ってしまい、全く見えなくなっているのです。
こうした状態に陥らないためには、常に「思い込みに囚われていないか?」と自問自答する習慣をもっておくことが大切です。
そもそもFX山への登山に罪悪感を感じていないか?
最後に、FX山の登頂に成功するための、目に見えない重要なポイントについてお伝えしておきましょう。
それは「FXでお金を稼ぐことへの罪悪感」の有無です。
あなたは普段、FXのことをこんな風に思っていませんか?
- FXは、勝つ方法さえ知ることが出来れば、誰でも楽に稼げるものだと思っている。
- FXは、社会になんの価値も生み出していないと思っている。
- FXは、お金を奪い合うだけの醜い世界だと思っている。
- つまり、FXで稼ぐことは「ズルくて悪いことだ」と思っている。
「FXで稼ぐのはズルくて悪いことだ」──この言葉を聞いて、もし心の中で「ザワッ……」と感じたなら、あなたはFXに罪悪感を感じている可能性があります。
FX山の登山が上手くいかない人の多くは、この「FXをすることへの罪悪感」を感じてしまっている傾向があり、これが原因で登頂に失敗しているケースも多いものなのです。
これは心理学的に「罪悪感ブレーキ」と呼ばれるもので、深層意識レベルで「それは悪いことだ」と思っていると、無意識のうちに、成功や達成を自ら邪魔するような行動をとってしまいます。
言い換えると、口ではいくら「FXで成功したい!」と言っていても、あなたの心の奥では「こんなことでお金を稼いではいけない」と思ってしまっているということです。
こうした心理的なギャップ(ちぐはぐさ)や矛盾のせいで、感情が不安定になってしまったりして、力を発揮できなくなるのです。
これはまるで、自動車のアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。
このような罪悪感をもっている状態だと、いくら小手先で何とかしようとしてもFXで結果を出すことは難しいですので、ぜひ下の記事を読んで、その罪悪感を解消していきましょう。
FXを登山に例えると見えてくるもの~まとめ
「FXでお金を稼ぐ」という山頂(成功)へ至ることがゴールとするならば、その山頂へ至るルートは多種多様です。
どれかが絶対の正解ルートだということはありません。
最初は王道的でスタンダートなルートとFX登山ガイドを選ぶことがおすすめです。
「FXで勝つ方法」を語る人々(FX山の山岳ガイド)は、それぞれ独自の方法(登山ルート)で登頂に成功した人たちなので、彼らの案内するルートがそれぞれ異なるのは自然な結果です。
つまり「正解を探さなければダメだ」というのではなく、まずはリスクを抑えて実際に少しずつ登ってみる姿勢が大切だということです。
ダメなのは、2合目辺りで「ここじゃない」といって下山してしまうことであり、これを繰り返してしまうことです。
そしてさらにダメなのは「正しい登山口はどこだ?」といって、ふもとでずっとウロウロし続けることです。
5合目辺りまで登って見晴らしが良くなったら、自分のルートがどういうタイプのものかが見えてくるはずです。
そのルートが自分に相応しくないと気付いたなら、別のルートへ移ってみることも一つの選択肢となりますし、その頃にはそう出来るだけの足腰が備わっているはずです。
FX山の登山に成功する方法とは、行き止まりや堂々巡りを避けた上で、とにかく一つのルートを登り続けてみることです。
FX山を登り続ける中で自分なりの経験を積み、FX山を登る足腰を鍛えていくことによって、登頂に成功できる可能性は高まっていきます。
今回の寓話的な内容には、トレードで結果を出すためのエッセンスを色々と盛り込みました。
あなたの経験に応じて読み取れるものが多くなってくるはずですので、折に触れて読み直してもらえれば嬉しいです。
以上、FX取引で稼ぐための方法は、登山に例えると分かる?についてお伝えしました。