FXが難しい&稼げない原因と改善方法とは?「検証の本当の目的」

「FXで勝つのは難しい」「なかなか稼げない」──そんな悩みの背景には、相場の世界独特の”ある理由”が潜んでいます。

この理由を理解することで、FX稼げない原因を取り除いて改善し、ブレイクスルーできる可能性があります。

こんにちは、FXトレーダーのmonoです。

今回は、FXで勝つための必須事項である「優位性のあるトレードを淡々と繰り返すこと」について、小学校の気まぐれな先生とそれに悩まされる児童に例えながら、その難しさの理由と原因、改善方法について解説していきます。

この記事を読むことで、なぜ手法通りにトレードを繰り返すのが難しいのか、その理由と改善策が分かると共に、これまで敬遠してきた検証への見方が変わるでしょう。

「勝つことが難しい……」FXで稼げないその理由

FXで勝つことが難しくて稼げない理由には様々なものがあります。その中でも大きな要因として、「同じトレードを繰り返すことが難しいから」というものがあります。

多くのトレーダーは、同じテクニカル分析や同じエントリー、同じエグジット(決済)を繰り返し続けることが出来ないのです。

それはなぜでしょうか?

その原因になっているのは、相場の世界独特の「ある現象」です。

「この状況ではこうするのが正しい」と分かっていて、その通りにトレードしたとしても、結果が損失に終わることは頻繁に起こります。この現象が私たちトレーダーを苦しめ、FXを難しいものにしているのです。

毎回正解が異なる質問に苦しめられる

優位性のある回答をする

FXのこの現象を「小学校の算数の授業」に例えるなら、次のような感じになります。

  1. 先生「A君、2×2の答えは、いくつですか?」
  2. A君「はい、4です!(自信満々)」
  3. 先生「違います。答えは7です」
  4. A君「ええぇ?納得いかないです!」

この話には続きがあって、この直後にこんなやり取りが起きるのです。

  1. 先生「では次にBさん、同じく2×2の答えはいくつですか?」
  2. Bさん「ええっと、やっぱり4だと思うんですけど(ドキドキ)」
  3. 先生「よろしい、正解です」
  4. A君&Bさん「ええぇ……?」

こんな授業だと「難しい」どころか、生徒は混乱して不安に陥ってしまうことが容易に想像できます。そして日々のFXトレードで起こっていることも、実はこれと同じことなのです。

チャート分析で「正解」を答えたはずなのに……

「上昇トレンドで押し目買いをしたのに、損切りになってしまった!」

確かに上昇トレンドでは、レートが下げ止まったのをチャートで確認してから買いでエントリーするのが【正解】だと言われています。

「このチャート状況での【答え】は知っている!」

自信満々で押し目買いのエントリーをしたときには、利益確定が当然のものとして頭に描かれていることでしょう。

だからその結果が損切りに終わると、先ほどの算数の例のように「納得がいかない!」といって感情的になったり、「稼げない……」と落胆してしまうのです。

「ちゃんと【正解】を答えたじゃないか!」

──そういってモニタに映っているチャートに文句を言いたくなる気もちも分かりますし、こうした体験が積み重なることの苦しさも理解できます。でもFXの世界とは、こういうものなのです。

そのため、毎回正解を「当てよう」としてしまう

こうした苦しい体験を繰り返していると、いずれ困った状態に陥ってしまう可能性があります。再び算数の授業で例えてみましょう。

  1. 先生「A君、2×2の答えは、いくつですか?」
  2. A君「(この前、先生がボクに出した答えは7だったから……)7です!」
  3. 先生「A君、何をいってるんですか?答えは4ですよ」
  4. A君「くそ~当たらなかった……」

この状況は、さらに続きます。

  1. 先生「A君、もう一度問題を出します。2×2の答えは?」
  2. A君「(もう何だか分からないや……一か八か)5です!」
  3. 先生「ふざけてはいけません。答えは4だといったじゃないですか」
  4. A君「もう、何がなんだか……(泣)」

先生の気まぐれな回答はともかく、これではもう、A君がやっているのは算数とは言えません。先生の気まぐれな答えを当てることだけを目的とした、ただの「当て物」であり「ギャンブル」でしかありません。

何とかして正解しようとするA君の気もちは分かりますが、こんなことを繰り返しても、先生の答えと一致させるのは難しく極めて困難ですし、算数の成績も下がってしまうでしょう。

チャートの値動きの「気まぐれな答え」を当てることが目的になってしまうと、FXで勝つことが難しいものになって苦しくなる──これこそ、まさにFXで多くのトレーダーが陥っている状態であり、稼げないままトレード資金が減る一方になる理由のひとつなのです。

FXで勝つ難しさを克服し、トレードを改善する方法

FXのパラダイムシフト

では、こうしたFXの難しさを克服してトレードを改善するにはどうすればいいのでしょうか?

そのためには、「問題には正解がある」という視点ではなく、「確率的な傾向に従う」という視点へとパラダイムを変える(パラダイムシフトをする)ことが必要です。

パラダイムとは?
ものごとの見方や考え方を支配する、認識の枠組みのことです。
有名なパラダイムとして、「天動説のパラダイム」と「地動説のパラダイム」が上げられます。
それぞれ、まったく異なった「世界を認識するための枠組み」だということが分かります。

「問題には正解がある」というパラダイムをもったままだと、FXではA君のように苦しむだけですし、トレードは難しくて稼げない状態が続きます。

目の前の「1回の問題の答え」ではなく、その問題を繰り返し答えた場合の「確率的な傾向」に注目する──このようなパラダイムへと変えていくことで、FXで勝つことの難しさを克服してトレードを改善することが可能になってくるのです。

これは「確率思考を身につけること」と言い換えることが出来ます。

目の前の1回の結果にこだわって感情的になるのではなく、ある程度以上の回数を重ねた「トータルの結果」を通じて成果を判断する。これが確率思考によるトレードであり、1回の結果に影響されずに同じトレードを繰り返すことが自然になるパラダイムなのです。

確率思考を身につければ、FXで同じトレードを繰り返すことの難しさに苦しむことは大幅に減少するはずです。

確率思考へパラダイムシフトする方法

確率思考を身につければFXの難しさの原因が解消されてトレードが改善できるといっても、パラダイムを変えること(パラダイムシフト)はそう簡単ではありません。なぜなら、人はそれまでの思い込みを改めることが難しい生き物だからです。

しかし「ああ、そうか!」という強い気づきを伴うことで、劇的に変化することもあります。

そこで重要になるのが、五感を通じた体験です。

目から読んだ情報だけで分かった気になるのではなく、手を動かして触れたり、音を感じたりしながら体験することがおすすめです。五感を活かすほど、インパクトのある気づきが得られる可能性が高まります。

私は、五感を通して確率思考を身につける方法として、サイコロをつかったトレーニングを提唱しています。この方法を実践することで、「ああ、そうか!」という気づきと共に、トレードの本質的な事実を理解できるでしょう。

詳しい方法の説明は、こちらの記事をご覧ください。

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FXで検証をする目的とは?

ここまで読んでもらえたなら、世間で「FXで勝つためには検証が大事」といわれている理由も、気づき始めているのではないでしょうか。

この記事で登場した「算数の授業の例」を思い返してください。あの先生の問題で好成績を上げるには、どうすればいいでしょう?

今回、算数の授業で先生は問題を4回出しました。4回とも「2×2は?」という問題です。

読み返してもらえれば分かりますが、その4回の出題のなかで先生が気まぐれな答えを出したのは、実はたったの一度だけなのです(最初だけ「答えは7」といった)。

先生は4回のうち3回、「答えは4」といっているのです。つまり75%の確率で「4」が答えになるということになりますから、A君はひたすら「4」と答え続けていれば良かったわけです。

このように振り返ってみることが「検証」であり、75%という数値がその「検証結果」になります。

先生の気まぐれな答えに振り回されることなく、確率的な傾向に従って「トータルでプラスになる回答方法」を定めることが、検証をする目的です。決して「先生の答えを毎回当てる方法」を見つけることが検証の目的ではありません。

トレード手法への信頼度を上げるために検証を重ねていく

トレード手法の信頼性を上げる検証

この「先生の答え」の検証結果は、トータル回数がわずか4回なので、統計的には信頼度が低いものです。

そこで、ここからさらに検証を重ねていって、先生と回答が一致する確率の「信頼度」を上げていくことが大切になります。

たった4回の検証結果では、自信をもって「4です!」と答え続けるのは難しいでしょう。でもそれが20回の検証結果だったら? さらに、50回の検証結果だったらどうでしょう?

その検証結果が「76.3%」だと分かったなら、「4です!」と答えて「間違い」といわれても、確率思考に則って「まあ、そういうことも当然あるよね」と、素直に受け入れられるはずです。

このように検証を重ねて、気まぐれな問題への答え方という「トレード手法」への信頼度を上げていくこと──これも検証の大きな目的のひとつです。

こうして信頼度を上げていくことで、「同じトレードを繰り返し続ける」ということが自然で当然のものとして身につくでしょう。このとき、当初感じていた「同じトレードを繰り返すことの難しさ」や「稼げない苦しさ」はかなり減少し、トレードそのものも改善されているはずです。

ここから検証の好循環が始まる

この先生は普段、まったく不規則でバラバラな答えを出してきます。統計的には、数式通りの答えとデタラメな答えの割合が「50/50」になっており、これはトレードでいうところの「優位性のない状況」に当たります。

文字通り難しい状況であり、こんなときに先生に出題されてしまったら、正解するかどうかはまさに五分五分です。当てられないように顔を下げているしかありません。

しかしあるとき、「こういう問題のときは、答えが偏っているのでは?」ということに気づくときが訪れます。

それは授業中の先生の様子から気づいたのかもしれませんし、返ってきたテストの答案を見ていて気づいたのかもしれません。

いずれにせよ、こうした気づきが得られたなら、それがどの程度の確率で起こるものなのかを、同じように検証して数字で結果を出していきましょう。

これが「仮説を立てること」であり、「仮説を検証すること」なのです。こうした仮説と検証のサイクルが回り始めると、日々のトレードの取り組みの様相が一変し、「難しい、稼げない」という悩みは影を潜めるでしょう。

FXで勝つのが難しい理由と検証の目的~まとめ

FXで勝つことが難しい理由は、同じことを繰り返し続けることが難しいからです。多くのトレーダーは、同じチャート分析や同じエントリー、同じエグジット(決済)を繰り返し続けることが出来ません。

その難しさの原因になっているのは、相場の世界独特の現象です。ある決まった行動をしても、その結果は毎回異なったものになってしまうため、トレーダーは「何が正しいのか」が分からなくなり、混乱してしまい、決まった行動を続けられなくなってしまうのです。

こうした難しさを克服するためには、「問題には正解がある」という視点ではなく、「確率的な傾向に従う」という視点へとパラダイムシフトすることが必要です。そのためのトレーニングを実践することで確率思考が身につき、FXの難しさは自然と改善・克服されていきます。

検証の大きな目的のひとつは、相場の「確率的な傾向」を明らかにして、自分が取るべきトレードの判断基準を定めることです。

「この問題が出たら〇〇%の確率でこの答えになる傾向がある」ということを事前に明らかにしておくことで、実際のチャート上で迷うことなく「同じトレードを繰り返すこと」が可能になります。

こうすることで「FXで稼げない」という悩みに苦しむことが減っていくことでしょう。

以上、FXが難しい&稼げない原因と改善方法とは?「検証の本当の目的」──についてお伝えしました。

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