ポジションとは、FX取引において現在保有している通貨ペアのことです。
ポジションは別名「建玉(たてぎょく)」とも呼ばれます。
ある為替レートで買いもしくは売りでエントリーしていて、決済せずにホールド(保有)している状況を「ポジションを持つ(持っている)」といいます。
また、ホールドしている通貨ペアの大きさ(量・ロットサイズ)のことを「ポジションサイズ」といいます。
買いでエントリーしたポジションは「買いポジション」「ロングポジション」「買い建玉」、さらには「買い持ち」などと呼ばれます。
買いポジションを保有した状態でその通貨ペアが上昇していけば、為替差益(利益)が得られ、FX取引口座の証拠金が増えます。
反対に、売りでエントリーしたポジションは「売りポジション」「ショートポジション」「売り建玉」、さらには「売り持ち」などと呼ばれます。
売りポジションを保有した状態でその通貨ペアが下落していけば、為替差益(利益)が得られ、FX取引口座の証拠金が増えます。
また、ポジションをホールド(保有)していない状態のことを「ノーポジション」「スクエア」といいます。
ポジションを「玉(ぎょく)」という理由
ちなみに「建玉」という用語の「玉」には「宝(たから)」という意味があり、これは将棋の「玉将(ぎょくしょう)」と同じ由来です。
「自分の宝物のようなポジション」という意味が、この「玉」という言葉には込められていますが、その宝物に執着して、損切りが遅れないように注意しなくてはいけません。
日本の株式相場において、信用取引ではない現物の株ポジションのことを「玉(ぎょく)」と呼ぶことから、為替取引(FX)でも保有するポジションのことを玉と呼ぶようになりました。
関連用語 ポジションサイジング、ポジション調整、アベレージコスト、ポートフォリオ
以上、FX専門用語「ポジション」の意味と解説についてお伝えしました。