FX初心者のあなたは、「トレードで勝つにはテクニカル分析を知らないといけない」と聞いて、ネット上の情報を求めて検索したり、解説書を読んだりしていることでしょう。
しかし注意しないと、間違った思い込みをしたり、大切なポイントを無視してしまったりして、テクニカル分析の理解が進まなくなるかもしれません。
今回は、テクニカル分析を学ぼうとする勉強熱心なあなたのために、テクニカル分析(チャート分析)の大切なポイントをおさえながら、しっかりと基礎・基本が学べる記事を紹介していきます。
値動きの基本「トレンドとレンジ」
テクニカル分析の基礎となるのは「トレンドとレンジ」という値動きの考え方です。
FXのチャートは一見するとランダムに動いているように見え、上がるか下がるか予想がつかないと感じてしまうものですが、大切なのは、それまでの値動きをシンプルに観察して「今どういう状態なのか?」をしっかり把握することです。
現在のチャート状況を判断して「優位性のあるトレード」をするために、下の記事でその基本を学んでください。

ダウ理論を知れば値動きが分かるようになる
今の値動きはトレンドなのかを判断することは、テクニカル分析の重要なポイントになります。
そのため、明確な基準でトレンドの判断ができるスキルを身につけることは、FXトレードを続けていく上でとても重要な課題になります。
今現在のチャート状況がトレンドなのかどうか、そしてどのレートを抜けるとトレンドが終わってしまうのか──こうした判断が出来るようになると、トレードに一貫性が生まれ、安定したトレードが行えるようになりますから、自ずと成績も向上していきます。
「~理論」と聞くと難しそうで身構えてしまいますが、その内容は「なるほど、その通りだ」と納得できるものですし、決して難しいものではありません。
この記事を読んで順を追って理解していけば、あなたにもきっと理解できるはずです。

テクニカル分析の基礎となる「水平線(ライン)」の引き方
チャートを前にしたとき、まず最初にすることは「多くの相場参加者たちに注目されているレートを明らかにすること」です。
過去に売り手と買い手の激しい攻防があったことを示す「明確な高値と安値」に、しっかりと水平線(ライン)を引くことが、テクニカル分析の基礎であり基本です。
下の記事では、水平線(ライン)の意味とその引き方について、ステップ・バイ・ステップで詳しく順を追って解説しています。

サポートライン・レジスタンスラインが機能する理由を知る
ここまでの記事を通じて、トレンドとレンジ、ダウ理論、水平線(ライン)のことを学んできたあなたなら、テクニカル分析の基本であり奥義ともいえる「サポートライン・レジスタンスライン(支持線・抵抗線)」のことが深く理解できるはずです。
ただ単に水平線を引いてそこで逆張りしたり、ラインを抜けたら追っかけてエントリーしても、長期的には上手くいきません。
そもそもなぜ支持線・抵抗線が機能するのかという理由を理解しておくことで、注目度の高いラインが自ずと分かってきますし、それを前提としたトレード戦略も見えてきます。
サポートライン・レジスタンスライン(支持線・抵抗線)はあらゆるトレード手法の基礎となるものですから、しっかりと学んで身につけて下さい。

トレンド転換の基本「ダブルトップ・ダブルボトム」
FXトレードに限らず、あらゆる相場の世界で一番有名なチャートパターンといえば、この「ダブルトップ・ダブルボトム」でしょう。
確かにダブルトップが形成されて注目レートを抜けると、そこから形勢がはっきりして動き出す傾向はありますが、ただ単にチャートパターンの形だけを覚えてもトータルで勝っていくことは難しいです。
そもそも「なぜダブルトップ・ダブルボトムが生まれるのか?」について、相場参加者たちの心理変化を追いながら理解しておくことが大切です。
下の記事では、ダブルトップが形成されるプロセスを順に追って、そこで生まれる「売り手と買い手の心理の変化」を解説していきながら、具体的なトレードタイミングをお伝えしています。

売りと買いの攻防「ヘッドアンドショルダー(三尊・逆三尊)」
ダブルトップ・ダブルボトムと並んで有名なチャートパターンである「ヘッドアンドショルダー(三尊形)」ですが、このパターンも当然、形だけを覚えても役に立ちません。
この記事でもダブルトップの記事と同様に、ヘッドアンドショルダーが形作られていくプロセスについて「相場参加者の心理変化」を追いながら、詳しく解説しています。
こうしたことを理解することで、ヘッドアンドショルダーのどのポイントでトレードするかを自分なりに判断できるようになりますし、それがどの程度のリスクを負ったものなのかも分かった上でトレード出来るようにもなるでしょう。

レンジ相場を判断する方法とパターン別の攻略方法
FXの値動きの8割ほどは、方向感の乏しいレンジ相場だといわれていますから、レンジ相場でどんなトレードをするのか(もしくはしないのか)は、トレード結果に直結する大切な問題だといえます。
レンジ相場とは「方向感が見られない状況」なわけですから、そもそも相場参加者たちの見解(多数決)が定まっていないため、値動きが安定しません。
そんなレンジ相場で単純に売ったり買ったりしても、その結果が上手くいかないのは火を見るよりも明らかですから、事前にしっかりとしたトレード戦略を立てておく必要があるわけです。
下の記事では、トレンド状態から方向感が失われてレンジ相場へ移行していく場面や、様々なレンジのパターンを取り上げながら、そこでのトレード戦略について詳しく解説しています。

ボリンジャーバンドの意外な使い方
もしあなたがボリンジャーバンドについて知っているなら、「±2σにタッチしたら逆張り」とか「エクスパンションしたら順張り」といった内容も知っているかもしれませんね。
しかし意外と知られていないボリンジャーバンドの使い方があって、この方法を使うとレート(値動き)の勢いを別の角度から判断することが可能になります。
興味が湧いたら、あなた自身の手で検証してトレードに取り入れてみて下さい。

テクニカル分析(チャート分析)の基礎と基本~最後に
チャートを分析する技術は、FXトレーダーにとって重要な必須スキルです。
ランダムに見えるようなチャート上の値動きから「相場参加者たちの思惑」を読み取り、売り手と買い手の偏りを捉えてトレードしていくには、高いレベルのテクニカル分析の技術が求められます。
テクニカル分析の技術の優劣は、そのままトレード結果にもつながりますから、基本を怠らずにしっかりと基礎から学んで身につけていきましょう。
分析スキルを身につけるには、一歩ずつ学び、練習していく粘り強さが必要ですが、テクニカル分析自体は決して難しいものではありませんから、尻込みせずに前進していって下さい。
以上、テクニカル分析(チャート分析)の基礎と基本。FX初心者必読の8記事──についてお伝えしました。
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