どんな分野でも、あらかじめ負けたり失敗したりする原因&理由が分かっていれば、事前に避けられる可能性があり、FXでもそれは同様です。
今回は、FXの失敗・大損エピソードを扱った記事を紹介していきます。これらの失敗エピソードを通じて「負ける理由」を知って、同じ失敗をしないために役立てて下さい。
スイスフランショックから学ぶ「慢心とナンピン」の罠
その方法通りにトレードすれば必ず勝てるといわれる「トレードの聖杯」──実は過去に、そんな聖杯と呼べるトレード手法が実現した相場がありました。
過去、スイス中央銀行による強硬な為替介入によって「絶対に底が抜けないレンジ相場」が生まれた時期があり、そこでは「買いポジションを持っていれば儲かる」という状況が生まれたのです。
しかし最終的には猛烈な暴落が起き、阿鼻叫喚の地獄絵図となって、多くのトレーダーが深刻な損失を出してしまいました。そして「やはり聖杯なんて無い」ということが明らかになったのでした。
この記事を読んで、当時の様子をチャートで振り返りながら、そこにあった《負ける理由》を学んで下さい。
閑散相場で起こるフラッシュクラッシュの恐怖
相場参加者が少なくなって値動きが乏しくなると、やることが無くなって退屈に感じるかもしれませんが、その油断は深刻なトラブルの原因になるかもしれません。
こうした「閑散相場」がはらむ危険性を知らないと、デイトレードで塩漬けにしたポジションや、スワップポイント狙いのポジションなどが、巨大な損失を生み出す可能性があります。
2019年の初めに起こったフラッシュクラッシュでは、そのようにして大損を出してしまったトレーダーが続出しました。
この記事では、そこで引き起こされた失敗トレードを通じて、テクニカル的に根拠のある損切りの有効性について解説しています。
スワップポイント狙いでポジションを放置した悲劇
一見すると堅実に利益を出せて、一番安全にFXで稼ぐことが出来る方法に見える「スワップポイント狙いのトレード」ですが、そこには常に大きなリスクが存在します。
「難しいテクニカル分析もいらず、簡単に利益が出せる」と信じたFX初心者が損失を出してしまう失敗エピソードは、ネット上でもよく見かけるものの一つです。
レートの変動で大きな含み損になってしまい、スワップポイントを吹き飛ばすほどの損切りをしたところで、ようやく「こんなはずでは……」と後悔する──そんな失敗をしないためにも、この記事をしっかり読んでおいて下さい。
投資の失敗談を教訓にしてFXに活す
昔、投資で利益を得ようとしたことがあるのですが、無知と相場経験の未熟さから失敗してしまいます。
幸いに大損することはありませんでしたが、期待外れの結果に落胆し、その後すべて現金化してしまいました。
この記事では、失敗の背景にあった自分の至らなさを反省することを通じて、FXトレードで活かせる教訓を導き出していますので、ぜひ参考にして下さい。
稀代の投機家ニーダーホッファーの大敗北から学ぶ
大きく稼いでいるトレーダーは確かに凄いです。しかしそのトレードスタイルをよく見てみると、常に危ない橋を渡り続けているようなケースもあります。
稀代の投機家ビクター・ニーダーホッファーもそんな一人でした。
1997年のアジア通貨危機で大敗北するまでは、華々しい成功を続ける優れたトレーダーとして名を馳せていましたが、振り返ってみると、そこには負けるべくして負けてしまった危うい要因がありました。
実は初心者トレーダーは、スケールこそ小さいものの、ニーダーホッファーと同じような失敗をしてしまう傾向がありますので、この記事を読んで破産のリスクを避けて下さい。
調子に乗って飛びつきエントリーをした失敗談
きっとあなたにも、「ここで買わないと、もったいない!」といって、そこから上昇することしか考えられずに飛びつきエントリーをしてしまった経験があることでしょう。
もちろん私にも経験があります。下の記事では当時の失敗エピソードを再現しながら、なんとか大損だけは回避できた理由とその具体的な方法についてお伝えしています。
「自分はミスをするもの」「感情的になったり傲慢になったりするもの」という前提で、失敗を未然に防いだり、失敗してしまったときの損害を小さく抑える仕組みを用意しておくことが大切です。
「骨折り損のくたびれ儲け」に終わったチャート検証
FXで勝つためにはチャート検証が必要だと気づいた人は、それだけでも成功への道を大きく前進し始めたといえるでしょう。
しかしただ闇雲に頑張ればいいというものではなく、実際過去に私はそこで意味のないことに全力で取り組んでしまいました。この記事では、そのときの失敗の様子とあわせて、効果的な検証の進め方についても解説しています。
細かく単純な作業を繰り返せるタイプの人ほど、私と同じような失敗をしてしまう可能性がありますので、ぜひ注意して欲しいと思います。
FXの失敗談から学ぶ「負ける理由」~最後に
格言に「勝ちに不思議の勝ちあれど、負けに不思議の負けは無し」というものがあります。
今回紹介した失敗談や大損エピソードを見るとお分かりのように、そこには失敗に至る原因・要因がありますし、振り返ってみると「負けるべくして負けている」のが理解できます。
大切なのは、危ういトレード行動に足を踏み入れていることに気づくことであり、そもそも危険な行動を取らないよう、あらかじめ仕組み化しておくことだといえます。
今回の記事が、あなたのトレードリスクの低減に役立つことを願っています。
以上、FXの失敗・大損・危ないエピソードから学ぶ。負ける理由が分かる7記事──についてお伝えしました。