チャートとは、為替や株の値動き(レートの動き)をグラフで表したもので、日本語では罫線(けいせん)と呼ばれます。
チャートには、ローソク足チャート、ラインチャート、バーチャートなどの種類があり、トレーダーのスタイルによって使い分けられています。
下のチャートは、左から「ローソク足チャート」「ラインチャート」「バーチャート」です。
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グラフの縦軸を価格(レート)、横軸を時間としたグラフに、一定の時間間隔で価格をプロット(配置・描画)することで、為替レートの値動きが映像的に把握できるようになります。
現在では当たり前のものとして扱われていますが、昔は取引所で売買されて価格が付くごとに、その価格がボード(文字通り黒板などの掲示板)に書かれて掲示されていました。
そのため当時は、時系列でのレートの変化を知る方法が事実上ありませんでした。
伝説のトレーダー「ジェシー・リバモア」は、取引所でアナウンスされて掲示されるレートをノートに書き込み、その価格の推移を自らの手で追って分析し、取引を行っていたといいます。
そのような時代を経て、その後は「方眼用紙に手書きで終値を記録してグラフにする」という方法が浸透していきます。
コンピュータが普及してからは、現在のように自動化されたチャート(罫線)で相場分析をすることが一般的になっていったのです。
関連用語 ローソク足、ラインチャート、バーチャート、和製テクニカル
以上、FX専門用語「チャート・罫線(けいせん)」の意味と解説についてお伝えしました。