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初心者におすすめのツールやFX口座は?トレード環境の準備ガイド

FX初心者におすすめのツールとFX口座 FXに役立つ話

初心者がFXを始めるとき、「正しい知識」と「優れたトレード環境」を手にしてからスタートを切ることは、とても大きなアドバンテージ(有利さ)になります。

これまでのシリーズの内容を通じて、FXトレーダーになるために必要なことや大切な知識についてお伝えすると共に、FXの難しさとFXの魅力についてもお伝えしてきました。

今回は、シリーズの最終回ということで、本格的にFXに取り組み始めるあなたのために、FXで必要なおすすめツールやFX口座などの「準備ガイド」をお送りします。

この準備ガイドを活用することで、FXの世界で結果を出していくための、良いスタートダッシュを決めることが出来るでしょう。

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チャート分析ツール『MT4』を入手する

チャート分析ツールは、FX会社ごとにそれぞれ用意されていますが、それとは別に『MT4』を用意することをおすすめします。

MT4は世界で最も利用されているチャート分析ツール(テクニカル分析ツール)であり、実質的なFXのスタンダード・ツールです。

ネット上の情報量も豊富ですし、MT4を自分流にカスタマイズできる専用のインジケーターも豊富にありますから、FX初心者が初めて使うツールとしておすすめです。

何よりも、過去チャートをつかった検証作業がやりやすいため、FXをするならMT4を使わない選択肢はあり得ません。

FX初心者におすすめのMT4口座

MT4を利用するには、MT4を取引ツールとして採用しているFX会社を利用するのがおすすめです。

次に紹介するFX口座を開設することで、MT4を利用することが出来るようになります(MT4自体は無料で使えます)。

ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)

ゴールデンウェイ FXTF口座開設

ゴールデンウェイ・ジャパン(旧FXトレードフィナンシャル)のMT4口座の特徴は、精度の高いヒストリカルデータ(過去チャートのデータ)を利用できることです。

このヒストリカルデータを使うことによって、トレード手法作りには必須の「過去チャートによる検証作業」を高いレベルで行えるようになります。

ちなみに、MT4に標準で用意されているヒストリカルデータは、MT4の開発元の会社が提供しているものなのですが、これはデータの精度が低い上にデータ抜けが多いため、現実的には実用に耐えられないクオリティです。

特に15分足や5分足といった、小さな時間足のチャートをつかった検証をする際には、このMT4標準のデータでは心許ないため、どこか他からチャートデータを入手する必要があります。

実は、MT4利用者の大きな悩みが、この「良質なヒストリカルデータをどこから入手するか?」なのです。

しかしゴールデンウェイ・ジャパンを利用することによって、実際にリアル配信されたレートを基にした「高精度のヒストリカルデータ」を手に入れることが出来ます。

これは大きなアドバンテージなので、MT4を使ってテクニカル分析やチャート検証をする際には、まず最初に、ゴールデンウェイ・ジャパンのMT4口座を持つことをおすすめします。

口座開設 ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)|公式サイト

チャート検証とテクニカル分析のことを知る

さて、MT4を使って過去チャートをたくさん見て、テクニカル分析にも慣れてきたら、そこからチャート検証へと進み、トレード手法を少しずつ形にしていきましょう。

チャート検証の方法やトレード手法の作り方については、下の記事とカテゴリーで詳しく解説しています。

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リンク 「FXの手法&テクニカル分析」カテゴリー

リンク 「FXの検証&練習方法」カテゴリー

トレード練習(模擬トレード)ソフトを入手する

トレード手法が形になってきたら、その手法にどの程度の優位性があるのかをチェックする必要があります。

また、その手法を使ってトレードすることに慣れて習熟していくために、FXのトレード練習をする必要があります。

そのために役立つのが「トレード練習(模擬トレード)ソフト」です。

このFX練習ソフトには、MT4に組み込んで使うタイプのものと、完全な専用タイプのソフト(フォレックステスター)があります。

ここでどれだけ検証と練習をして「優位性のあるトレード」が出来るようになるかが、FXトレーダーとして大成できるかどうかの分かれ目といっても過言ではありません。

こうしたトレード練習ツールについて、以下の記事で詳しく解説していますので、しっかりと準備を整えて下さい。

FX練習ソフトおすすめ6選/検証の定番&無料ソフト【2024年版】
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FX口座を開設して「準備と練習」をする

FX口座を開設する

正直なところ、FX初心者のあなたは、今すぐ焦ってリアルトレードを始めなくても大丈夫です。

まずはテクニカル分析の勉強をしたり、チャートをたくさん見たりすることを優先して下さい。

あなたが今からFX口座を開設するのは、リアルトレードをして稼ぎ始めるためではなく、「準備と練習」を行うためなのだと覚えておいて下さい。

その「準備と練習」とは、次のようなものです。

リアルトレード用のFX口座で行う「準備と練習」

  1. トレードの発注操作に慣れていく。
  2. リアルなポジションをもつことの心理的なプレッシャーに、徐々に慣れていく。
  3. 注文の通りやすさ(約定の速さやスリッページの大きさ)をチェックして、複数のFX会社の中から自分に合ったFX口座を選んでいく。

このステップを踏んでおけば、近い将来、本格的にリアルトレードをスタートさせるとき、スムーズに実戦へ入っていくことが出来るようになります。

ちなみに、こうした準備と練習をするときには「スクラッチトレード」がとても役に立ちます。スクラッチトレードの方法については、下の記事で詳しく解説しています。

『スクラッチトレード』とは?FX初心者がリアル口座でやるべき練習方法
FX初心者がお金を稼げるようになるためには、普段あまり語られることのない「ある大切な準備と練習」をしておく必要があります。 その「準備と練習」とは、FX口座をつかって実際にお金をリスクにさら...

これから紹介するFX口座は、まずはこのような「準備と練習」のために活用すること──このことをしっかり理解した上で、複数のFX口座の開設手続きを進めていきましょう。

リアルトレード用におすすめのMT4口座

MT4は、高機能なチャート分析ツールであると同時に、リアルトレード用の取引ツールでもあります。

しかし、FX会社によってスプレッドや値動きに違いがあるため、リアルトレード用におすすめ出来るMT4口座は意外と限られています。

そこで、リアルトレードがしっかり出来るMT4口座を紹介していきます。

これから紹介する口座を使うことで、MT4でチャート検証や模擬トレードなどを行いながら、そのまま同じチャートを使ってリアルトレードが出来る、とてもスムーズで快適なトレード環境を手に入れられます。

なお全て国内業者なので、どのFX会社も金融庁から認可を受けており信託保全は100%です。ですから海外FX口座のような出金リスクもなく、FX初心者にもおすすめ出来ます(レバレッジは25倍(2018年現在)です)。

OANDA証券(オアンダ証券)

MT4スプレッド

先ほど紹介した「ゴールデンウェイ・ジャパン」のMT4口座は、小ロット(20万通貨まで)だと、スプレッドも小さくてトレードしやすいため、そのままリアルトレードで利用しても大丈夫です。

しかし、一度にまとまったサイズのロット数でトレードしようとすると、やや大きなスプレッドになってしまいます。

また他にも、ゴールデンウェイ・ジャパンのMT4口座では、ドルストレート系の通貨ペア(ユーロ/ドル、ポンド/ドルなど)は、小ロットでもやや高スプレッドなのも気になります。

その点、このOANDA証券は、ドル/円はもちろん低スプレッドですし、ドルストレート系の通貨ペアはMT4口座の中ではトップレベルの低スプレッドになっています。

そのため、幅広い通貨ペアを低コストでトレードすることが可能ですので、デイトレードはもちろんスキャルピングにも向いているMT4口座といえ、リアルトレード用のMT4口座として、まず最初に試してもらいたいFX会社のひとつです。

OANDA証券のMT4口座の取引単位は「1,000通貨単位」となっているので、少額の資金からでもトレードすることが可能です(fxTrade口座なら1通貨単位で可能)。

私も過去に実践した“おすすめプラン”は、ゴールデンウェイ・ジャパンで入手したヒストリカルデータを、OANDA証券のMT4で利用して、チャート検証やトレード練習などをすることです。

そして、そのままOANDA証券のMT4口座を使ってリアルトレードへ進んでいくのが、シンプルでスムーズな方法です。

ちなみに私が現在リアルトレードで使用しているMT4は、OANDA証券です。

口座開設 OANDA証券|公式サイト

その他の、初心者におすすめのFX口座

リアルトレードの際におすすめなのは、検証や練習に使っている『MT4』をそのままリアルトレード用の口座としても活用することです。

先程も説明したように、日頃のチャート検証やトレード練習の環境をそのまま活用できるのは、とても優れた点になります。

ただ、MT4の発注方法(成行注文指値注文など)は基本的なものに限られていますので、注文の操作性を高めようと思うと、取引注文用のツールを入手してMT4にインストールする必要が出てきます。

MT4用の取引注文ツールについては、下の記事でも紹介していますので参考にして下さい。
関連記事 おすすめのFX教材やMT4&FT5インジケーター、通販サイトのレビュー

また、スプレッドや約定力に優れた「他のFX口座」を利用したいニーズもあります(約定力とは、スリッページの少なさや注文の通りやすさ等の総合力のことです)。

そのためトレーダーの中には、チャート分析にはMT4を使いつつ、それとは別に取引注文用のFX口座も用意して、それら複数のFX口座を同時に使ってトレードをするケースも見られます。

とはいえ、そもそもMT4でのトレードに馴染めなかったり、他のFX会社が独自に提供しているツールの方が快適ならば、むしろそれらの独自ツールを使うべきです。

これから紹介するFX口座は、どれも会社の信頼度が高く安心して利用できるものですが、取引ツールの操作感にはそれぞれ違いや個性がありますので、しっかりと操作感と約定の具合を確かめるようにして下さい。

セントラル短資FX

セントラル短資FX

セントラル短資は、短期金融市場で日々ディーリングや仲介業務を担っている、この業界ではとても有名な老舗の短資会社であり(ネット取引の黎明期からサービスを提供している)、システムの信頼性や安定性には一日の長があります。

そんなセントラル短資によるFX口座は、こうした実績やノウハウ、信頼性の上に成り立っていますので、初心者だけではなく、経験のある中級以上のトレーダーにもおすすめです。

また、スプレッドがとても小さいためデイトレードにも向いています。

最小取引単位は1,000通貨なので、ポジションサイズを細かく調整できる上、少額の資金でもトレードが可能です。

口座開設 セントラル短資|公式サイト

DMM FX

DMM FXは知名度も高く、FX業界の中で確固とした地位を築いています。

DMM FXの大きな特徴は、スマホ版を始めとした各取引ツールの操作性がとても高いことです。

現状ではスマホ用の取引ツールの中では、DMM FXが頭ひとつ抜け出ていると言われていて、その操作性には定評がありますので、スマホで取引をしようと考えているなら、検討の第一候補に入れてみて下さい。

MT4の操作性に今一つ慣れなかった人でも、シンプルで直感的な操作が可能なDMM FXの取引ツールなら、抵抗なく馴染める可能性があります。

口座開設 DMM FX|公式サイト

デモトレード口座も開設しておく

あなたにしっくりと馴染むFX口座が見つかったら、そのFX会社のデモトレード口座も開設しておきましょう。

そうする理由は、本格的にリアルトレードへ進む一歩手前のステップで、出来るだけ「デモトレードで一定の結果を出す経験」を得て欲しいからです。

リアルトレードと同じ環境でデモトレードを行い、そこでしっかり結果を出すことによって、本格的なリアルトレードへ向けた「大きな心理的アドバンテージ(有利さ)」を得ることが出来ます。

FXはあなたが思っている以上に心理的な要素が大きいですから、こうした心理的アドバンテージは積極的に求めていくようにして下さい。

また、検証やトレード練習などの取り組みを続けて、いざ本格的なリアルトレードへ進もうとした段階には「危険な罠」が潜んでいるので、それを防ぐためにもデモトレードのステップを経て欲しいのです。

その危険な罠とは、「もう自分にはFXで稼ぐ実力が身についている」と思う傲慢さ(浮き足立った思い上がり)に囚われてしまい、無謀なトレードを始めてしまうことです。

ここでデモトレードを行うことで、あなたのトレード手法の優位性の最終チェックができると共に、そうした「過度に楽観的な気分」をクールダウンさせられます。

すぐにリアルトレードを始めることをおすすめしない理由

いきなりリアルトレード=レースで怪我

ネット上には、すぐにリアルトレードを始めることをすすめるFXブログもあれば、「まずはデモトレードから」というFXブログもあります。

それぞれの主張にはもっともな理由がありますが、私としては「すぐにリアルトレードをするのはおすすめ出来ない」と考えています。

確かに、少額でリアルトレードを始めることによって、すぐに実戦経験を積み始めることは出来ますし、そのメリットを否定するつもりはありません。

しかしFXで勝てるようになるには、ただでさえ色々な基礎的なスキルを身につけていく必要があるのに、その練習と上達もまだまだ不十分な状態で実戦トレードも行うのは、FX初心者にはあまりにも荷が重過ぎます。

例えるなら、まだ自動車を運転できないのに、いきなりレースに出場するようなものです。

レースで完走することもままならず、訳も分からないまま事故を起こしてケガを負いながら、「いい経験になった」とか「コツがつかめた気がする」といって高い治療費と修理代を払い続けるのは、私としては疑問を感じます。

そんなFX初心者の姿を見ると私は、「その前にもっと色々やることがあるのでは?」とアドバイスをしたくなるのです。

そうした取り組みの必要性については、下の記事を参考にして下さい。

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FX初心者に必要なツールやFX口座~まとめ

ここまで、FX初心者に必要なトレード環境について、おすすめのMT4、トレード練習ソフト、FX口座を取り上げながら具体的にガイドしてきました。

この記事の『FX口座を開設して「準備と練習」をする』でも説明したように、早い段階で複数のFX口座をもっておくことは必要なことですし、そこで色々と試して慣れておくべきことがあります。

しかし、そのことと「リアルトレードを始めること」とは、しっかりと分けて考えて欲しいのです。

FX初心者のあなたが今すぐリアルトレード(実戦)をしたくなったら、先程の「無謀なレース参戦」の例え話を思い出して下さい。

FXで成功したトレーダーは全員「FXの世界で生き残った人々」です。だからあなたは、満足に運転できない自動車に乗って大怪我をしては駄目なのです。

こうした内容はもしかすると、ある程度の経験を積んだFX中級者にこそ分かってもらえるものかもしれません。

ですが、FX初心者のあなたに一度でも知っておいてもらえれば、FXの世界で生き残れる確率は高まるでしょうし、チャンスにも出会えるはずです。

この準備ガイドが、あなたの良いスタートのために役立つことを願っています。これから先、FXトレードで悩んだり不安を感じたりしたら、このブログの記事を参考にして頑張って下さい。

以上、初心者におすすめのツールやFX口座は?トレード環境の準備ガイド──を終わります。シリーズ『FX初心者に伝えたい大切なこと』にお付き合い下さり、ありがとうございました。

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