FX用語「よ」様子見、陽線、陽転、横ばい、寄引同時線、四本値…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

様子見

様子見とは、相場の値動きの判断がつかず、取引が手控えられ、レートの動きの成り行きが見守られている様子のことです。

重要な経済指標の前や、レンジ相場保ち合いで膠着状態になった場面などでよく見られます。

市場参加者自体が少なくなってしまう「閑散相場」とは異なり、様子見では文字通り「様子を見ながら虎視眈々と次のチャンスを狙っているトレーダーたち」が存在している点に注意が必要です。

また、自らのトレードにおいて、相場の値動きの判断がつかないときに静観してチャンスを伺っておくことも「様子見」といいます。

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陽線

陽線とは、相場の値動きを表すローソク足チャートにおいて、始値よりも終値のほうが高くなったローソク足のことです。

反対に、始値よりも終値のほうが低くなったローソク足のことを「陰線」といいます。

ローソク足の四本値

始値と終値の間の部分を「ローソク足の実体」といい、この実体の大きさ(長さ)がレートの方向性を判断する指標として用いられます。

陽線の場合、始値から終値までの値幅が大きければ、それだけ上昇の勢いが強く、売り勢力はそれに対抗することが出来なかったことを示しています。相場のムード(雰囲気)として「上昇が継続するのではないか」という状態になっていると考えられますが、もちろん絶対ではなく、あくまでも傾向を示したものです。

関連用語 チャート罫線四本値ヒゲ

陽転

陽転とは、ローソク足の形成途中では明らかな陰線だったものが、値動きの変化によって陽線へと変化することです。

反対に、陽線だったものが値動きの変化によって陰線へと変化することを「陰転」といいます。

陽転・陰転の図

それまでは売り方が優勢だった状況が買い方の力によって一転した状況を示しており、そのまま陽線としてローソク足が確定すると、反転上昇の早期のサインとして捉えたトレーダーたちによる更なる買いが集まる可能性があります。

このとき、長い下ヒゲを伴って陽転すると強い反転示唆のサインとなるため、ますます買い勢力の注目を集める結果になる傾向があります。これは、それだけ強い下降が見られたものが全て否定されたという意味を表しているためであり、売り方を意気消沈させるのに十分とみなされる傾向があるからです。

ちなみに株式相場や先物相場などでは、下げ続けていた相場が一転して上昇に転じていくことを「陽転」と呼んでいます。

横ばい

横ばいとは、レートが上りも下がりもせず、横方向へ這うように動いている状況のことです。

ひとことで横ばいと言っても、それが生じるに至る背景は多種多様なため、しっかりと区別して対応していくことが大切になります。

閑散相場になった結果として値動きが乏しくなった状態も横ばいですし、激しい売り買いの攻防によって保ち合いになった状態も横ばいです。同じ保ち合いによる横ばいにも、三角保ち合いフラッグブロードニング・フォーメーションなど、色々なパターンがあります。

トレンド中に現れた横ばいと、方向感のない大きめのレンジの中で現れた横ばいとでは、そのトレード方法は異なってきます。

トレードにおいては、チャート上の見た目だけで判断するのではなく、それが形成されるに至った経緯を読み取り、それに応じた対応をする必要があるわけです。それによって無駄な負けトレードを排除していくことが可能になりますので、トータルの成績向上につながるでしょう。

ヨコヨコ

ヨコヨコとは、レートが上にも下にも動かず、横に動いているとしか言いようがない相場状況のことです。小幅な値動きが続いて値動きに方向感がない状態のことで、横ばいとも呼ばれます。

大きな時間足チャートでヨコヨコになっていた場合は、その中の小さな時間足では小さなトレンドが発生していたり、大きな振幅のレンジになっていたりする場合があります。

寄引同時線

寄引同時線とは、ローソク足の形のひとつで、始値と終値が同じレートになったローソク足のことです。単に「同時線」と呼ばれることも多いです。

寄引同時線の図

十字線は、売り勢力と買い勢力が拮抗している状況を表しており、上下どちらへ動いていくか全く分からないと言えます。

トンボは、一旦は売り勢力が強くなってレートを押し下げたことがその安値から伺えますが、そこから買い勢力が始値のレートまで押し上げたことから、潜在的な買い勢力の強さを感じさせ、次足以降のローソク足で上昇していく可能性をはらんでいると考えられます。

塔婆(とうば)はトンボと正反対の動きを表しており、潜在的な売り勢力の強さを感じさせ、自足以降のローソク足で下落していく可能性をはらんでいると考えられます。

一本線は、十字線と同様に上下どちらへ動いていくか分からない状況ですが、十字線と違って「そもそも市場参加者が少なくて値動きが乏しい」とか「取引材料に乏しく取引が手控えられている」という可能性があります。

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四本値

四本値とは、値動きを一定期間で区切った際の「始値」「終値」「高値」「安値」の総称です。

  • 始値」一定期間で区切られた値動きの中で、最初に成立したレートのこと。
  • 「終値」一定期間で区切られた値動きの中で、最後に成立したレートのこと。
  • 高値」一定期間で区切られた値動きの中で、最も高いレートのこと。
  • 安値」一定期間で区切られた値動きの中で、最も安い(低い)レートのこと。

これら四つの「値」=四本値をもとにグラフ化(チャート化)したものが、バーチャートローソク足チャートなどの罫線と呼ばれるものです。

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バーチャート ローソク足チャート

ローソク足チャートは、四本値をもとにして視覚的に値動きを捉えやすく表現した「日本製のテクニカル分析ツール」で、海外ではキャンドルチャートと呼ばれて広く利用されています。

四本値は、次の図のようにローソク足として表現され、始値よりも終値のレートが高いローソク足を「陽線」、反対に終値のレートが低い(安い)ローソク足を「陰線」といいます。

ローソク足の四本値

値動きを区切る期間によってそのチャートの呼称が変わり、例えば1日単位の四本値を用いたチャートは「日足チャート」、1時間単位の四本値を用いたチャートは「1時間足チャート」というように呼ばれます。

四本値はトレードにおいて最も重要な情報であり、その四本値を視覚的に表示させたローソク足チャートを最優先に扱うことは、トレード戦略を立ててトレードを実践していく際の根幹を成す、とても重要なポイントになります。

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