FX用語「た」退場、高値づかみ、高値圏、建値撤退、ダマシ、ダボス会議…の意味

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退場

退場とは、運用資金が底をついてしまったり、メンタル的にトレードを継続できなくなるなどして、相場(FX)の世界から離れていくことです。

初心者の多くは、無謀なリアルトレードによって証拠金を大きく減らしてしまい、追加資金がなくてそのまま退場するケースが目立ちます。追加資金があってFX口座へ追加入金できたとしても、結局は同じようにマイナスが続いてしまうため、退場になるのも時間の問題となってしまいます。

初心者に見られる別のケースとしては、何回かの損切りによって、「自分のお金が減ってしまう」という現実を目の当たりにした結果、その恐怖からトレードが続けられなくなって退場してしまう──というものがあります。

これらの理由によって退場してしまわないためには、FX取引への計画的な参入が必要になります。しかし、多くのトレーダーは準備不足のままリアルトレードを始めてしまうため、早期の退場が後を絶ちません。

退場しないためには、まずは、しっかりとした情報収集と学習から始めましょう。

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高値

高値とは、ある期間の中で一番高いレートのことです。高値を判断する期間は、1日、1週間、1カ月、1年などの範囲や、直近の数分から数時間の範囲など、チャートを注目する視点によって変化します。

また、ローソク足四本値のひとつである「高値」を指す場合があります。これは一本のローソク足が形成される期間の中で最も高いレートとなります。

ローソク足の四本値

高値の反対に、ある期間で一番安いレートを、安値といいます。

高値のレートは、「それ以上高いレートでは買うトレーダーがいなかった」ということを示しており、今後の値動きを判断するための重要な要素として、多くのトレーダーに注目されるポイントとなります。

そのため、再び高値にレートが近づいたら、「高値を超えられずに反転~下落するだろう」という売り勢力が現れ、売り買いの攻防になりやすい傾向があります。その結果、高値を抜けると、売り勢力の損切りと、買い勢力の新規買いによって、大きく動く可能性があります。

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高値づかみ

高値づかみとは、レートが上昇を続けていて、高値を更新している状況で買いポジションをもつことをいいます。

一般的には、そうした状況で買いポジションを持ったあと、レートが下降してきているとき、「高値づかみをしてしまった」といって後悔する表現として使われています。高値づかみのなかでも、最も高いレートで買いポジションをもってしまうことを、天井づかみといいます。

また、高値をブレイクしたタイミングで、積極的に買いポジションをもつことを指していうこともあります。

関連用語 天井づかみ

高値圏

高値圏とは、ある期間のなかで最も高いレートをつけた価格帯のことです。高値圏を判断する期間は、1日、1週間、1カ月、1年などの範囲や、直近の数分から数時間の範囲など、チャートを注目する視点によって変化します。

高値圏の反対に、ある期間で一番安い価格帯は、安値圏といいます。

高値圏では、相場参加者の間で「さらに上昇していくのか?」それとも「高値圏が天井になって下降していくのか?」という意見の対立が生じます。

そのため、値動きが不安的になり、レンジ系のチャートパターンになりやすい傾向があります。

下のチャートは、ユーロドル4時間足での、高値圏での値動きの様子です。

※クリックすると拡大します。

高値圏での値動きの様子

ダブルトップ(ダブルボトム)

ダブルトップとは、テクニカル分析で用いられるチャートパターンのひとつで、レートがそれ以上上昇できずにいる状況をあらわしており、そこから反転していく可能性を示すパターンとされています。

ダブルボトムは、その反対に、レートがそれ以上下降できず、そこから反転上昇する可能性を示すパターンです。

ダブルトップ・ダブルボトムの図

このチャートパターンの特徴は、高値を更新することができず、安値を切り下げてしまう点にあります(ダブルトップの場合)。

この事実によって、相場参加者のあいだで「これ以上は上昇しないのでは?」というコンセンサスが生まれ、レートの下落に拍車が掛かりやすくなります。

参考記事 『ダブルトップ・ダブルボトム』の意味とトレード方法とは?相場心理を読む

関連用語 チャートパターン三尊(さんぞん)、逆三尊

建玉(たてぎょく)

建玉とは、FX取引において、買いもしくは売りでエントリーして保有しているポジションのことで、玉(ぎょく)ともいいます。

買いでエントリーして、まだ決済していないポジションを「買い建て玉」、売りの場合は「売り建て玉」と呼びます。

ちなみに、「玉」には「宝(たから)」という意味があり、これは将棋の「玉将(ぎょくしょう)」と由来は同じで、「自分の宝物のようなポジション」という意味が、この「玉」という言葉には込められています。

関連用語 買い建て玉、売り建て玉ポジション決済注文

建値(たてね)

建値とは、FX取引において、エントリーしてポジションをもったときの為替レートのことです。ドル円を100円で買いエントリーした場合、そのポジションの建値は100円となります。

ポジションを決済(差金決済)するときは、この建値を基準にして計算しますので、とても重要な意味を持つレートです。

エントリーする時に出した逆指値注文のレートと、実際の建値が、異なったレートになることがありますが、これはスリッページと呼ばれる現象で、値動きの急変時に起こりやすくなります。

関連用語 建値撤退、為替レート、決済注文

建値撤退(たてねてったい)

建値撤退とは、買いもしくは売りでエントリーしたポジションを、エントリーしたときと同じレート(建値)で決済することです。

その結果、そのトレードはプラスマイナスゼロで終わることになりますが、実質的にはスプレッド手数料の分だけマイナスになります。

建値撤退が用いられるケースとしては、主に以下のようなものがあります。

  1. 利を伸ばそうとホールドしていたが、これ以上伸びていかないと判断したので、レートが戻ってきたときに建値撤退した。
  2. ポジションが含み損になり、状況も想定違いだったと判断したので、レートが建値に戻ってきたのを幸いに建値撤退した。

「1」では、建値撤退したあとに、想定した方向へ動いていってしまい、「建値撤退しなければよかった」と後悔するケースも当然起こります。

下のチャートは、その典型的なケースです(クリックすると拡大します)。

建値撤退が裏目に出たケース

「2」では、損失を確定したくないあまり、建値撤退にこだわり、ずるずると含み損を拡大させていってしまう可能性があります。

同じく、下のチャートは、その典型的なケースです(クリックすると拡大します)。

建値撤退できずに大きな損失になったケース

いずれにしても、感情的な理由で建値撤退をするのではなく、トレードルールに組み込まれた状態で、確率思考に則って、規律を持っておこなう必要があります。

関連用語 決済注文

ダマシ

ダマシとは、チャート分析テクニカル分析)によってなされた判断とは反対の結果があわられることです。

チャート分析は、相場に参加しているトレーダーの数だけ存在するため、基本的にダマシは主観的なものといえます。しかし、状況によっては、多くの相場参加者のコンセンサス(共通見解)が見られます。

こうした状況でダマシが起きると、相場はパニック的な状態に陥り、値動きが激しくなる傾向があります。

下のチャートは、高値更新がダマシとなって、その後、大きく下落していったケースです(クリックすると拡大します)。

ダマシのブレイク

下のチャートは、20期間と100期間の移動平均線(MA)のデッドクロスが、ダマシになった様子です(クリックすると拡大します)。

デッドクロスがダマシになったチャート

一般的なテクニカル分析において、MAのデッドクロスが起きると、そこから下降していくと判断するトレーダーが増えます。上のチャートでは、そう判断したトレーダーたちがダマシにあいました。

ダマシは優位性のあるエントリーの材料になる

ダマシとは、「こうなる傾向がある場面で、そうならなかった」というものなのです。ですから、ダマシが典型的なもの(多くのコンセンサスがあるもの)であれば、その反対側へのトレードに優位性があると考えられます。

ダマシにあったトレーダーたちの損切りや、それを見越した逆張りトレーダーたち、さらには、大きなトレンド方向ポジションを持とうとするトレーダーたちのエントリーによって、ダマシの場面では大きな動きが生じやすくなります。

下のチャートは、そうした優位性のある場面をあらわしています(クリックすると拡大します)。

ダマシの優位性

関連用語 罠につかまる

ダボス会議

ダボス会議とは、正式には「世界経済フォーラム会議」といい、毎年1月頃にスイスのダボスで開かれる国際シンポジウムのことです。

ダボス会議は、世界的な経済問題や環境問題、文化・教育問題などについて、官民が協力して改善・解決していくことを目指して行われています。

経済学者のクラウス・シュワブ氏が1971年に設立して以来、毎年世界を代表する実業家や政治家、文化人らが一堂に会し、幅広く討議が行われています。

現在では、世界100か国以上の国・地域から招待された、大企業のCEO、首相や大臣などの政治家、多分野の学者、ジャーナリスト、宗教指導者、NGO代表など、多数の人々が参加して意見交換を行っています。

会議のテーマには、そのとき世界で最も旬な話題が取り上げており、ダボス会議は、各界のトップや実力者らが世界へ向けて発信する、格好の舞台となっています。