FX用語「す」スリッページ、スプレッド、スキャルピング、スパイク…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

スイスフラン

スイスフランとは、スイスの通貨単位のことです。

永世中立国であるスイスの通貨ということで、地政学的リスクや金融危機などが起こったときには、避難先通貨(安全通貨)として買われる通貨のひとつです。

スイスフランの外国為替市場における取引シェアは、米ドルユーロ日本円、英ポンドに次ぐものです。

スイスフランショック

スイスフランショックとは、2015年1月15日に、スイス国立銀行(中央銀行)の突然の政策変更により引き起こされた、外国為替市場の大混乱のことです。

それまでスイス中銀は、2011年9月から、1スイスフランが1.2000ユーロよりも高くならないよう、無制限の為替介入によってレート操作をおこなっていました。

これを突然撤廃すると発表したため、約40%もレートが変動する結果となり、金融企業をはじめ、社会的に大きな影響をもたらしました。

詳しくは、以下の記事で解説しています。

関連記事 『スイスフランショック』とは?偽りの聖杯手法に溺れたトレーダーたち

ストップ・ロス・オーダー

ストップ・ロス・オーダーとは、損失を限定する目的で出される逆指値注文のことです。日本語では、「損切りの逆指値注文」「ストップ注文」と呼ばれます。

買いポジションの場合、「これ以上、含み損が大きくなったら損切りをする」というレートに、売りの逆指値注文を出します。売りポジションの場合は、この逆です。

このストップロスオーダーによって、想定外の大きな損失から資金を守ることができますので、FXで利益を重ねていくためには必須の注文です。

関連記事 FXで損切り注文を入れないリスクとは?その危険さと対策方法について

関連用語 逆指値注文損切り

スクエア

スクエアとは、売り買いどちらのポジションも持っていない状態のことです。「フラット」や「ノーポジション」ともいわれます。

また、買いポジションと売りポジションが、差し引き同じロット数になっている状態も、スクエアと呼ばれます。これは、両建てと呼ばれるものと同じ状態といえ、実質的なリスクがゼロになっています。

ちなみに、買いポジションをもっている状態を「ロング」、売りのポジションをもっている状態を「ショート」と呼びます。

関連記事 『ロング・ショート』その意味が表すFXの値動きの特徴|FX用語解説

関連用語 ノーポジション、ロング、ショート、玉(ぎょく)建玉(たてぎょく)売り建玉

スプレッド

スプレッドとは、FX会社、銀行、マーケットメイカーなどが提示する、通貨ペアのレートの買値と売値の差のことです。

この売買レートの価格差であるスプレッドが、レートを提示する側の利益(手数料収益)となります。

スプレッドはトレーダーにとってのコストであり、また、FX会社によってスプレッドが異なるため、特に短期売買(デイトレードスキャルピング)を行うトレーダーにとって、FX口座選びの重要ポイントになっています。

しかし、近年では多くのFX会社のスプレッドは、ほぼ横並びの状態なので、以前ほどの違いは見られなくなっています。

ちなみに、FX取引でのスプレッドは、銀行で外貨預金をする際のスプレッドと比較してとても小さいため、レバレッジ1倍の状態でポジションを持つことで、実質的な外貨預金をおこなう方法も可能です。

関連用語 FX会社、FX口座、AskOffer、Bid

スリッページ

スリッページとは、成行(なりゆき)注文が成立するとき、相場状況の変動(レートの急変など)によって生じる、注文したレートと実際に約定したレートとの差(ズレ)のことです。

成行注文は、注文した時点で提示されているレートで執行される仕組みになっています。ですので、そのタイミングでレートが急変していると、思わぬレートで約定することになり、これがスリッページとなって表れます。

また、逆指値注文の場合も注文で指定したレートに達したら、その時点で成行注文が執行される仕組みになっています。

具体的には、高値を少し超えたところに逆指値注文を置いた場合、高値をブレイクして注文したレートに到達すると、そこで成行注文が執行されます。この状況では、売り方の損切りと新規の買い注文が重なるため、レートが急激に上昇していくことになります。

そんな中で成行注文が執行されるため、注文していたレートよりも高いレートで約定する確率がとても高くなります。その結果、スリッページは大きなものになるということになるのです。

こうした思わぬ大きなスリッページで、不利なポジションを持ってしまわないために、FX会社が提供する取引ツールには普通、「許容スリッページ設定」というものが設けられています。

許容スリッページ設定を行うことで、この幅以上に離れたレートでは約定しないようにすることができます。しかしその反面、成行注文や逆指値注文が約定されず、ポジションを持てない結果にもなりますから、設定値は慎重に決める必要があります。

約定力の高いFX会社であれば、こうしたスリッページの問題が少なくて済む可能性があるため、約定力の高いFX口座を選ぶための調査・検討をする価値があります。

スイングトレード

スイングトレードとは、エントリーしてから数日~1週間以内に決済するトレードスタイルのことで、一般的には短期売買の一種とされています。

スイングトレードでは、デイトレードと同じようにテクニカル分析によって相場を判断して、ポジションを保有します。

よく見られるスタイルとしては、執行時間軸を1時間足や4時間足にして、日足と週足で方向感をつかんでいくものがあります。仮に、エントリー判断を1時間足や4時間足の終値で行うなら、チャートのチェックを1時間もしくは4時間ごとに行えばよいため、トレーダーの時間的な負担は軽減されます。

スキャルピングやデイトレードでは、ずっとチャートの前に居続ける必要があります。しかし、一般的なスイングトレードではその必要がないということもあり、時間に制約のある兼業トレーダーが取り組みやすいトレードスタイルという側面があります。

関連記事 そのトレードスタイルがベストですか?FXで勝つ可能性を高める方法とは?

関連用語 スキャルピングデイトレード

スキャルピング

スキャルピングとは、わずかな利幅を狙って、短時間のあいだにエントリーと決済をくり返す、超短期売買のトレードスタイルのことです。

スキャルピングとは「皮を剥ぐ」という意味で、文字通り、相場の薄皮をはぐように、わずかな利幅を短時間で狙っていきます。

狙う値幅が小さいため、一般的にはレバレッジの高い状態で利益を積み重ねていこうとするものです。そうなると、当然リスクが高まるため、初心者にはおすすめできないトレードスタイルです。

短時間で何度もエントリーと決済をくり返すため、エキサイティングなゲーム感覚で夢中になるトレーダーも多いです。しかし、レバレッジの高い状態でトレード頻度を増やすと、それだけ損失が増えていくのも早くなるため、リスク管理を徹底させることが必須です。

その語源は、昔インディアンが戦果として頭(スカル)の皮を剥いでいたことと言われています。しかし、実際にはインディアン固有の習慣というわけではなく、古代ヨーロッパにも存在していました。

関連記事 そのトレードスタイルがベストですか?FXで勝つ可能性を高める方法とは?

関連用語 スイングトレードデイトレード

スパイク

スパイクとは、短時間のうちにレートが急変動することを指し、一般的には長いヒゲのあるローソク足があらわれるような値動きのことを指します。

※チャートをクリックすると拡大します。

スパイクのチャート1 スパイクのチャート2 スパイクのチャート3

ある程度、時間をかけて現れたスパイクは、いわゆる「行って来い」と同じ値動きだといえます。

下のチャートのように、ローソク足の上下に長いヒゲが出るような値動きも、スパイクです。

※チャートをクリックすると拡大します。

スパイクのチャート4

スパイクとは、チャートパターン(ローソク足パターン)のことではなく、レートの動き(値動き)の状態を指した用語です。

関連用語 行って来い