FX用語「さ」差金決済、指値注文、三角保ち合い、三尊、酒田五法…の意味

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差金決済

差金決済とは、証拠金(保証金)を担保にして、トレードで生じた「買いと売りの差額」だけをやり取りする決済方法のことです。

例えば、100万円分のドルを買うとき、100万円の資金は必要なく、あらかじめ一定の証拠金を預け入れていれば買うことができ、このときの購入可能金額と証拠金の比率のことを「レバレッジ倍率」といいます。

その後、ドルが値上がりして110万円になったところで売ったなら、差額の10万だけを受け取ることになり、逆に、値下がりしたところで売った場合、損失分が証拠金から差し引かれます。

差金決済を取り入れることで、少額の資金でも大きな取引が可能になるため、大きな利益が得られると同時に、大きな損失を被る可能性があります。

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指値注文(さしね)

指値注文とは、自分が売買したいレートを指定する注文方法のことです。

指値の買い注文は、現在のレートよりも低いレートを指定して行い、指値の売り注文は、現在レートよりも高いレートを指定して行います。

指値注文を使うことによって、いわゆる「自分の望む価格帯まで引きつけてエントリーする」ということが可能になりますが、その反面、どんどんレートが離れていって、結局エントリーできないというケースも起こります。

「今のレートでエントリーする」もしくは、「今よりも高くなったら買う(安くなったら売る)」という場合は、成行(なりゆき)注文をおこないます。

指値注文はエントリー時だけではなく、利益確定にも用いられ、「指定したレートまで到達したら、決済して利益を確定する」という注文が、指値注文によって可能です。

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サポートライン

サポートラインとは、テクニカル分析で用いられる手法のひとつで、チャート上で「過去にレートが下げ止まったポイント」を結んだラインのことです。

別名「下値支持線」、もしくは単に「支持線」と呼ばれます。反対に、上げ止まったポイントを結んだラインのことを、レジスタンスライン(上値抵抗線)といいます。

過去にレートが下げ止まったポイントは、それ以上安いレートでは売られなかったことを表していて、そのポイント近辺では相場参加者の買い意欲が強いと見られますので、もし再びそのレートまで下落してきたら、買い支えられる可能性があります。

こういった値動きの傾向を「見える化」するためのものが、サポートラインです。

このラインにレートが近づくと、買いの勢力があらわれて反転~上昇する可能性がありますが、逆に売りの勢力が強くてサポートラインを下抜けると、それまで買いポジションを持っていたトレーダーや、買い勢力をあてにしていたトレーダーたちの損切り注文が合わさり、大きな下落となる可能性があります。

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三尊(さんぞん)

三尊とは、チャート上にあらわれるパターンのことで、中央が高くなった3つの山の連なりからできたパターンで、ヘッド・アンド・ショルダーとも呼ばれます。

このチャートパターンは、一旦は高値を更新したものの再び前回安値まで下落し、今度は高値を更新することなく安値を割り込んだことを表しています。

そのため、相場参加者には「これ以上、上昇することはないだろう」という市場コンセンサス(共通したムード)が生まれ、ネックライン下抜けた時点で、それまでの上昇トレンドは終了したとみなされる傾向があります。

三尊というチャートパターンは、反転~下落する傾向が見られることから、「天井パターン」として分類されています。

もちろん、ネックラインを下抜けても、そこから再度大きく上昇することもありますが、これは、三尊があらわれた時間軸の「上位の時間軸」が上昇トレンドのときに見られやすいです(「日足が上昇トレンドで、1時間足で三尊があらわれた」等)。

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サンクコスト

サンクコストとは、すでに投入していて取り戻すことができないコスト(時間、お金、労力)のことで、埋没費用と呼ばれる経済用語です。

合理的に考えれば、すでに支払った金額や投入した時間や労力などは、どうやっても取り戻すことができませんから、それらをサンクコストとして無視し、ゼロベースで判断するべきです。

しかし、実際には心理的に無視することができず、サンクコストを比較対象として判断をしてしまいがちで、これをサンクコスト効果(コンコルド効果)といいます。

例として、入場料を支払って見はじめた映画がつまらなかった場合、退席して2時間を他の有意義なことに使うのが、合理的な判断と考えられますが、多くの人は、払った入場料分のもとを取ろうとしたり、映画館までやってきた労力をムダにしたくないため、見続ける選択をします。

関連用語 コンコルド効果悪い癖

裁定取引

裁定取引とは、異なる市場のあいだで、同一の銘柄(株式や商品や通貨など)が異なる価格をつけているとき、安い市場で買って、高い市場で売ることで利益を得ることです。

英語でアービトラージといいます。

関連用語 アービトラージ

三角保ち合い

三角保ち合いとは、別名「トライアングル」といい、チャート上にあらわれるパターンのひとつで、徐々に値動きの幅が小さくなっていく状況をあらわしたものです。

レートの動きが一定の範囲で変動している状態を「保ち合い」といいますが、三角保ち合いでは、この変動の幅が徐々に狭くなっていきます。

三角保ち合い

こうした値動きが生じる背景には大きく2つあり、ひとつは、買いと売りの勢力が拮抗していて、どちらもせめぎ合っている緊張感のある状況です。この場合は、どちらかの方向へと大きく動き出す可能性があります。

もうひとつは、指標発表などの材料に乏しかったり、市場参加者が少ない閑散相場だったりする状況です。この場合は、どちらにもブレイクしていかず、グズグズと横ばいの状況が続く傾向があります。

三角保ち合いのバリエーション

三角保ち合いにはバリエーションがあり、それぞれに名前がつけられています。

上昇トライアングルは、高値にできるラインが水平、もしくはそれに近い角度になっているもので、三角保ち合いのなかで安値が切り上がっていることから、買いの勢力が強いことをあらわしています。そのため、高値を更新すると上昇していきやすい傾向があるとされています。

反対に、下降トライアングルでは、三角保ち合いのなかで高値が切り下がっていることから、売りの勢力が強いことをあらわしているため、安値を更新すると下降していきやすい傾向があるとされています。

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酒田五法

酒田五法とは、江戸時代の酒田藩に実在した相場師、本間宗久(ほんま・そうきゅう)が考案したテクニカル分析の手法のことです。

本間宗久は、米の先物取引で莫大な富を得たとされる人物で、和製テクニカル手法である「ローソク足」の考案者と言われています。

酒田五法では、ローソク足の組み合わせによる、「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」の5種類のローソク足パターンを用いて、エントリーエグジット(決済)のタイミングを図ります(三山は三尊ともいう)。

現在、プライスアクションとして知られる「包み足」「はらみ足」などのローソク足パターンや、ヘッド・アンド・ショルダーといった特徴的なチャートパターンは、酒田五法が原型になっています。

関連用語 プライスアクション、ローソク足チャートパターン

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裁量トレード

裁量トレードとは、トレーダーが自らチャート分析テクニカル分析)をおこない、エントリーや決済の判断をしていくトレードスタイルのことです。

これは、トレード判断のすべてを自動でおこなう自動売買(システムトレード)とは、正反対のトレードスタイルになります。

裁量トレードの結果には、トレード手法優位性だけではなく、トレーダーごとの判断力や経験の違いも反映されるので、初心者と熟練者とでは獲得利益に大きな差が生じます。つまり、裁量トレードに熟練すればするほど、結果は向上していく可能性があるということです。

これは、スポーツや職人の世界に通じるものがあり、然るべき練習を重ねていくことで上達していけるということですし、このようにして身につけたトレードスキルは、一生ものの財産だといえるでしょう。

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