FX用語「る」ルール破り・ルール無視、ルーブル合意、ルーニー…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

ルーニー

ルーニーとは、カナダが発行する通貨「カナダドル」の愛称・ニックネームのことです。

カナダドル硬貨にデザインされている水鳥の「アビ(Loon)」に由来しており、ルーニー(Loonie)と呼ばれています。

カナダドルは資源国通貨として知られており、またカナダは先進7か国(G7)の一員でもあるため、オージー(豪ドル)キウィ(ニュージーランドドル)ノルウェー・クローネ南アフリカ・ランドなどの資源国通貨の中でも代表格の通貨となっています。

カナダは多種多様な産業によって経済が構成されているため、他の資源国通貨と比べて、為替レートの変動が比較的安定しているのが特徴ですが、アメリカとの経済的な結びつきが強いこともあり、米国の動向に影響を受ける傾向があります。

ルーブル合意

ルーブル合意とは、1987年2月22日にフランス・パリのルーブル宮殿で開かれたG7(先進7か国蔵相・中央銀行総裁会議)での、為替レートの安定化を目指すことに関する合意のことです。

ルーブル宮殿にはアメリカ、イギリス、西ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、日本の蔵相が一堂に集まり、プラザ合意から急激に進んだドル安に歯止めをかけるための協議が行われたのです。

当時の経済的な背景としては、ドル安によって米国内では貿易赤字が解消されたもののインフレの可能性が問題視され始め、貿易相手国側では急激な通貨高によって輸出産業が打撃を受け、日本では「円高不況」と呼ばれる不況への懸念が高まっていました。

プラザ合意前は1ドル=250円ほどだったものが、その後1~2年の間に150円にまで円高(ドル安)が進んでしまっていたのです。

こうした状況の中で行われたG7において「現行の為替レートでの安定」というルーブル合意が取り交わされたわけですが、米国と日本の政策金利が調整されたものの、その後は欧州との足並みがそろわず、再びドル安へと推移していくことに。

このような実情から、「ルーブル合意は破綻した」と実質的にみなされ、その後の1987年10月19日、米国株式市場は「ブラックマンデー」と呼ばれることになる大暴落へと至ります。

ブラックマンデーを経て米ドルはさらに急落していき、ドル安が解消されるどころか更なるドル安へと突き進んでいき、米国にとっては悪夢のような状況に陥ります。その後、G7会合がワシントンで再び開かれたのですが、その時ドル円は、なんと120円台にまでなっており、空前の円高状態へと突入していたのです。

アメリカがドル安による苦悩の中にいるとき、日本では金融緩和策が積極的に取られ、ドル安(円高)の影響からの脱却を見せ始めていました。金利の大幅な引き下げによって国内市場にリスクオンのムードが生まれたことにより、その後「バブル経済」と呼ばれることになる狂騒的なまでの不動産投資ブームが訪れることになります。

ルーマニア・レウ

ルーマニア・レウとは、ルーマニアが使用する通貨のことです。

ルーマニア国立銀行が発行・管理しており、1992年からは変動相場制を採用しています。また、ルーマニア・レウの通貨コードは「RON」となっています。

ルーマニア・レウは東欧通貨の一つであり、他にはポーランド・ズロチ(PLN)、チェコ・コルナ(CZK)などがあります。

地理的にユーロ圏に近接しているため、ユーロ諸国の経済・政治状況に影響を受けやすい傾向が強く見られるのが特徴であり、また流動性が低いため取引に際しては注意が必要です。

ルーマニアは欧州連合(EU)の一員であり、本来であれば通貨ユーロの導入義務が課せられているのですが、2018年現在も独自のルーマニア・レウを採用し続けています。

かつては共産主義国家としてワルシャワ条約機構に加盟していましたが、1989年のルーマニア革命によって民主化された経緯があります。その後2004年の北大西洋条約機構 (NATO)への参加を経て、2007年には欧州連合(EU)へ加盟しました。

経済面では発展途上にある状況ですが、社会主義国時代の工業開発によって比較的小規模ながらもアルミ・鉄鋼業が存在しています。また、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料や天然資源も産出されています。

しかし基本的には農業国であり、第一次産業人口が人口の4割強を占めています(2001年統計)。

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ルール破り(ルール無視)

ルール破りとは、FXトレードにおいて、事前に取り決めておいたトレードルール(手法)が存在するにもかかわらず、それに従わずに別のトレード行動を取ってしまうことです。「ルール無視」とも呼ばれます。

ルール破りの悪い習慣をもっていると、ルールを破って勝ちトレードになると自分の判断を誇って有頂天になり、反対に負けトレードになると「ルールに従っておけば良かったのに」と激しく後悔する傾向があります。

またトレード中にも、エントリーや決済をためらいやすくなり、常に判断を迷う状態に陥ってしまいます。

結果として「トレードルールがあってもなくても同じ」という状態になってしまうため、多くのトレーダーはトレードルールを有耶無耶にしてルールを用いなくなるか、他のトレード手法へと目移りしていくケース(手法ジプシー)が散見されます。

ルール破り(ルール無視)をする理由

ルール破りをしてしまうのは、そもそも自分のトレードルール(手法)を信じていないということが理由にあげられます。

言い方を替えると、トレードルールよりも「その場の自分の判断」に従う方が良いエントリーや決済が出来ると思っている──ということでもあります。

例えば「今から6時間後の天気」の的中率が93.7%という天気予報があったとして、その予報が「大雨になる」と報じたなら、恐らく素直にカサをもって出掛けるはずです。しかし、見ず知らずの人から突然「今日は雨が降るよ」と言われても、まず信じようとは思わないでしょう。

自分とトレードルールとの関係がどのようなものかによって、ルール破り(ルール無視)をしてしまうかどうかが決まってきます。

ルール破りをしてしまうということは、自分のルールに対する信頼度が低いわけであり、そこには「自分のトレード手法への理解不足」が存在しています。

具体的には、トレードルールの統計的な傾向を明らかにしていないことが大きな要因です。統計的な傾向といっても難しいことではなく、20~30トレード当たりの勝率や損益率(プロフィットファクター)といった基本的な数値を出しておくだけでも、ルールへの信頼度は向上するものです。

勝ったり負けたりしながらも、このルールに従っていればトータルで利益は積み上がっていくという信頼が一定以上あれば、自然とルール破りをしなくなるものなのです。

多くのトレーダーが明確なトレードルール(手法)を持たずにFXをする中で、従うべきトレードルールがあるということ自体は素晴らしいことです。であるならば、もう一歩踏み込んでルールへの信頼度を高めていって、トレードルールの本来の力を発揮させながらFXで結果を出していってもらえればと思います。

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