FX用語「ろ」強制ロスカット、ロールオーバー、ローソク足、ロット…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

ローカルカレンシー

ローカルカレンシーとは、外国為替市場(FX相場)において、流動性が乏しいため通貨取引が自由にできない通貨のことです。

世界的には多くの通貨がローカルカレンシーに該当し、米ドルユーロ日本円ポンドスイスフランカナダドルなどの主要通貨と呼ばれる通貨以外はみなローカルカレンシーといっても良いほどです。

言い方を変えると、基本的に通貨というものは交換(外国為替取引)が難しいものであり、基軸通貨を中心に、世界で信用度の高い限られた通貨がマーケットで取引されることによって流動性が生まれている、ということになります。

ローソク足

ローソク足とは、一定期間の値動きをローソク状の形で表したもので、値動きが視覚的にとても分かりやすく表現されているのが特徴です。

始値高値安値、終値という4つのレート(四本値)によって、値動きが視覚的にとても分かりやすく表現されているのが特徴です。

ローソク足の四本値

ローソク足は、始値よりも終値が高いものを「陽線」、始値よりも終値が安いものを「陰線」と呼びます。

また、始値と終値の間にできる箱状(ボックス状)になった部分のことをを「実体」と呼び、その実体から上下に伸びた棒の部分を「ヒゲ」と呼びます。

この「ヒゲ」が上に伸びているものを「上ヒゲ(うわひげ)」といい、上ヒゲの先端が高値になります。反対に下に伸びているものを「下ヒゲ(したひげ)」といい、こちらは安値になります。

ローソク足は値動きが視覚的にとても分かりやすく表現されているため、例えば、長いヒゲによる「否定の動き」といった値動きは、終値だけのラインチャートでは捉えられないものですし、ローソク足ならバーチャートよりもずっと明確にとらえることが可能です。

キャンドルチャート

このローソク足をつかったチャート(罫線)のことを「ローソク足チャート」といい、海外では「キャンドルチャート」と呼ばれています。

ローソク足チャートは、1本のローソク足がどれだけの期間の四本値をあらわすかによって、多様なチャートを作ることが出来ます。1本のローソクが1日の四本値をあらわした「日足」、1週間をあらわした「週足」、4時間をあらわした「4時間足」など、多種多様です。

ローソク足チャートは日本発祥のテクニカルチャートであり(江戸時代に商人の本間宗久が開発)、数十年くらい前から、海外でも一般的に利用されるようになってきました。

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ローソク足チャート

ローソク足チャートをもとに、ローソク足1本や複数のローソク足の組み合わせから、値動きの傾向を読み取ろうとするテクニカル分析の手法があり、これを「酒田五法」といいます。

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ロールオーバー

ロールオーバーとは、保有しているポジションを決済せずに翌日に持ち越す(繰り延べする)ことです。

本来、通常の外国為替取引(FX取引)においては、エントリーしたポジションは2営業日後に決済して清算する決まりになっています。つまり、スイングトレードとしてもったポジションは、そのままだと2営業日後に強制的に決済されてしまうわけです。

そこで実際には、毎日一定時刻に通貨ペアの金利差(スワップポイント)の清算を行った上で、決済の期限をリセット(実質的には延長)します。この手続きがロールオーバーです。

ロールオーバーを直訳すると「乗り換え」という意味になり、FXでのロールオーバーは、2営業日後の決済の前に日々新しいポジションへと乗り換えている(ポジションを作り直している)──というわけなのです。

このロールオーバーという仕組みがあるお陰で、私たちは金融業界の取引ルールを気にすることなくポジションを保有することが可能になっています。

しかし多くのFX会社は相対取引であることから、取引ルールを柔軟に設定できるため、各FX会社ごとの具体的なロールオーバーの仕組みはそれぞれ異なっています。

一般にはスワップポイントの清算も持ち越されて、最終的な決済時にまとめて清算されるルールを採用しているFX会社がほとんどです。こうすることでトレーダー側は、ポジションのエントリー時のレートや損益計算が分かりやすくなるためです。

ロスカット

ロスカットとは、含み損となっていたポジション決済して損失を確定させることです。これはロスカットの広義の意味であり、この場合は通常「損切り」と呼ばれます。

大切なトレード資金である証拠金が破綻してしまうことを避けるため、ロスカット(損切り)を実践していくことがFXでは大切です。

またFX会社には、ポジションの含み損が証拠金に対して一定割合を超えてしまった時点で、FX会社によって強制的に決済(損切り)されるという仕組みがあります。

一般に「ロスカット」という場合は、この強制的な決済の仕組みのことを指し、FX会社によるこうしたロスカットは「強制ロスカット」と呼ばれます。

ポジションが強制ロスカットされるのは、リアルタイムで証拠金維持率を下回ったときですが、証拠金維持率が危険な水準に低下した時点でFX会社から「マージンコール」が送られてきて、追加証拠金追証・おいしょう)を求められます。

証拠金を入金して追加することで強制ロスカットを免れることが出来ますが、マージンコールとなった段階で何かしらリスクマネジメントが上手くいっていない(リスクを取り過ぎている)ということを認識する必要があります。

FXのようにレバレッジを利用した取引では、損失額が証拠金を上回ってしまうケースが発生する可能性があります。そうなった場合は、証拠金が失われる上にさらなる損金を請求されることになってしまいます。

こうした状態はトレーダーとFX会社の双方にとって負担となるため(支払いコストと請求コスト)、強制ロスカットとマージンコールという仕組みによって、損失リスクを限定するようになっています。

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ロット

ロットとは、FXで通貨を取引する際の売買単位のことです。

FX会社によって1ロット当たりの通貨数は異なり、以前は1ロット=10万通貨とするFX会社も多く存在しましたが、現在一般的に1ロットといえば1万通貨のことを指しています。

ロットには「ひとまとまり」という意味があり、FXでも通貨ペアの取引における「ひとまとまり」を定めるものとしてロットが用いられています。

各FX会社で実際に取引可能な「最小単位」をロットとして設定・提示している場合が多いですが、「通貨単位」として別個に定められている場合もありますので注意して下さい。

例えば、そのFX会社で「1ロット=1万通貨」と明示されている場合、通貨単位も1万通貨であるケースと、最小取引単位を1,000通貨単位などとして別個に設定しているケースがあります。

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