FX用語「の」ノーポジション、伸び悩み、ノルウェー・クローネ…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

ノーオファー・ノービッド

ノーオファーとは、売買の取引相手となる売り手(オファー)がいない状態を指す言葉です。反対に買い手(ビッド)がいない状態を、ノービッドといいます。

一般に株式や先物市場と比べて、流動性がとても高いとされるFX取引においては、通貨を取引してくれる相手(売り手と買い手)がいない状態というのは想像しにくいですが、次のような状況ではノーオファーやノービッドになるタイミングが発生することが稀にあります。

  1. 市場が休日である、週初めの早朝であるなど、市場参加者が非常に少ない時間帯の時。
  2. 信用不安などでオファーを出せない状況の時。
  3. 予想外の好材料や悪材料が出てレートが一方的に大きく動き、一時的に売り手(買い手)側が取引をしなくなった時。

このような状況で無理にエントリーしようと成行注文を出すと、何とかポジションを持てたとしても、とても大きなスリッページが発生してしまい、非常に不利な建値のポジションを抱えることになってしまいますので注意が必要です。

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ノーポジション(ノーポジ)

ノーポジションとは、FX取引において何も取引をしておらず、ポジションをもっていない(建玉がない)状態のことを指す言葉です。ノーポジと略されて使われるケースも多く見られます。

また、ポジションをもたずに、積極的なトレードを控えて相場状況を静観している状態を指して、ノーポジションという場合もあります。

ノーポジションは「何もしないこと」ではない

多くのトレーダーは、ポジションをもっていないとトレードをしている気になれず、ノーポジションだと「何もしていない」ように感じてしまう傾向があります。

しかしノーポジションの状態で相場を静観する(チャート分析は継続しておく)ことは、これ自体がれっきとした優位性のあるトレード判断です。

例えば、相場状況がナローレンジになっていたり、反対に経済指標の発表直後などでボラティリティーが激増したりした場合に、戦略的にノーポジションを選択することは、無駄な損失を回避するための正しいリスク判断といえます。

トレードは「買うか売るか」だけではなく、「様子見をする」という判断も必要であり、こうして静観する判断が取れるかどうか、それを実際に実行できるかどうかが、退場してしまうトレーダーと優れたトレーダーとを分ける重要なポイントのひとつです。

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伸び悩み

伸び悩みとは、これから勢いが出ていくであろう場面で停滞してしまい、なかなかそれ以上伸びていかない状況のことです。

レートの上昇でも下降でも用いられますが、主に上昇の場面で使われることが多いといえます。

例えば上昇トレンドが始まって、エリオット波動の第3波と思われる状況になりながらも、勢いのある上昇にはならずにジワジワとした動きを続けた場合、「伸び悩んでいる」と表現します。

また、上昇トレンド中の小さなもみ合いフラッグがいつまでも続いたりする状況も、「伸び悩み」のひとつです。

他にも、長期間に及んだレンジの高値(抵抗線)をブレイクして、ここから新規買いと売り勢力の損切りを巻き込んで大きく上昇していくと期待される場面で、なかなかドカン!と上昇しないケースも、伸び悩みと呼ばれることがあります。

ノルウェー・クローネ

ノルウェー・クローネは、北欧のノルウェー王国が発行する通貨のことで、FX取引での表記は「NOK」です。

ノルウェーは北欧に位置する国で、国土面積は日本とほぼ同じくらいですが、人口は約500万人(日本の約1/24)という小さな国家です。

またノルウェーは、北海油田を所有する原油産出国ということもあり、ノルウェー・クローネは資源国通貨としての側面をもちます。そのため2008年のリーマンショックが発生するまでは、豪ドルのような高金利通貨として知られていました。

経常収支が安定して黒字を続けていることから、ノルウェー自身で経済を維持することが可能なため、ユーロには加盟していません。

主な貿易相手国がユーロ圏の国々であるため、ノルウェー・クローネはユーロとの連動性が強いとされています。

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