FX用語「に」日銀短観、二番底、日本銀行、ニュートラル、24時間取引…の意味

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日銀短観

日銀短観とは、日本銀行が年4回(3、6、9、12月に)行う、景況感や経営状況についてのアンケート調査のことです。正式名称は「全国企業短期経済観測調査」です。

全国の様々な分野の大手企業から中小企業まで、資本金2,000万円以上の企業約1万社に直接アンケートを取り、景況感や経営状況について調査が行われます。

アンケート内容は、業績や経営状況、設備投資の状況、雇用などについて、実績と今後の見通しを聞くものになっており、この結果は日本の景気動向を占う上での重要な経済指数として、国内および海外市場から大きな注目を集めています。

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日経通貨インデックス

日経通貨インデックスとは、各国通貨の「他国の通貨に対する総合的な価値」を表すための指数(インデックス)です。

25カ国の通貨ごとにクロスレートを算出し、各国の貿易額(輸出入額)の構成比で加重平均された数値が用いられます。ある通貨がその他の通貨に対して強くなると数値が大きくなる──という仕組みになっています。

日経通貨インデックスは、日経新聞朝刊のマーケット面に日本円と米ドルユーロについての指標が掲載されています。為替レートだけでは分からない、その通貨の強さをおおよそ知ることができます。

二番底

二番底とは、下落していたレートが底を打って安値をつけた後、再び下落して安値をつけた状況のことです。一般的にはダブルボトムの「右側のボトム」のことを指します。

二番底の図1

別の見方として、ダブルボトム全体を最安値として捉え、次に再度下落してつけた安値を二番底という場合があります。

二番底の図2

実際のトレードでは、今の反転上昇が二番底になるのかどうかは分かりません。基本的には二番底が形成されたことを確認してから、それを「下げ止まったサイン」として受け入れて、買いトレードのタイミングを図っていくことになります。

ダブルボトムの右側のボトムを二番底と見る場合、ネックライン抜けることを確認してから買いを検討するのが妥当と考えられます。

また、ダブルボトム形成後の次の安値を二番底と見る場合は、既にネックラインを抜けているなら、小さな下げ止まりが形成された時点で買いを検討することも可能です。

どちらにせよ重要なのは、大きな流れの方向性(上位時間足のトレンド方向)と同調しているかどうかです。

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日本円

日本円とは、日本銀行が発行して日本国で流通している通貨のことです。1871年に明治政府が日本の通貨単位として決定しました。

明治政府は、それまで各藩や商人たちによっても発行されていた通貨(藩札など)を始めとした様々な通貨の統一を目指して、明治4(1871)年に「新貨条例」を制定しました。

これは、金貨を貨幣の基本とし、単位も「両」から「円」に改められ、10進法を採用するというものでした。その後、兌換紙幣が発行され、さらに不換紙幣への移行を経ながら、日本では「円」のみが通貨として流通しています。

FXでの通貨表記は「JPY」です。世界第3位の経済大国であり、流通量も3番目ということもあって、FX市場では日々活発に取引されています。

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日本銀行(日銀)

日本銀行とは、日本国の中央銀行のことで、紙幣(日本銀行券)の発行や管理を行っています。一般的には「日銀(にちぎん)」と略されて呼ばれます。

1882年に日本銀行法に基づいて設立され、政府からは独立した法人となっています。「物価の安定」と「金融システムの安定」を目標として活動しており、位置づけとしては「政府の銀行」であり「銀行にとっての銀行」です。

そんな日本銀行の為替関連の業務には、主に次のようなものがあります。

  1. 金融政策を「金融政策決定会合」で決定する。
  2. 国際金融業務として、為替介入を含めた外国為替の売買を行う。
  3. 日銀短観や企業物価指数、国際収支等の統計を行い発表する。

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ニュートラル

ニュートラルとは、中立的な相場判断を示す言葉です。売り目線でも買い目線でもなく、中立的な姿勢で相場を観察している状態のことを指します。

実際にFXトレードを行っているときには、ニュートラルを維持しつつチャートを観察してテクニカル分析をすることは、心理的に困難とされています。

どうしても「上がる(下がる)に違いない」というバイアスが掛かった状態に陥りやすく、ポジションをもってから「なぜエントリーしてしまったんだろう……」と後悔するケースが跡を絶ちません。

似た言葉に「マーケット・ニュートラル」がありますが、こちらは株式相場の用語です。買いと売りのポジションを同等にすることで、相場変動の影響を抑える戦略のことを指します。

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24時間取引

24時間取引とは、FX取引(為替取引)の大きなメリットを表現した言葉です。

例えば株式市場では、日中に市場がオープンしている時間だけしか取引できません。ナイトセッションと呼ばれる時間外取引もありますが、自由な取引とはいえません。

しかしFX取引では、世界中の為替市場がネットワークによって接続されているため、24時間ずっと取引を行うことが可能になっています。

FX取引は、株式市場のような「一つの市場」で行われているのではありません。世界各地の市場がオープンしている時間がずれて重なり合う結果、常時どこかの市場がオープンしている状態になっているのです。

各地で取引されている時間帯はおよそ次の通りですが、株式市場と違って為替取引には明確なオープン時間とクローズ時間はないため、いわゆる早出勢と呼ばれるディーラーによる「現地早朝からの仕掛け」も頻繁に見られます(特にロンドン市場)。

  • 東京市場 9:00~17:00頃(日本時間)
  • ロンドン市場 16:00~1:00頃(日本時間)
  • ニューヨーク市場 21:00~6:00頃(日本時間)
  • オセアニア市場 4:00~13:00頃(日本時間)

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