FX用語「な」仲値、凪相場、投げ売り、成行注文、ナローレンジ、ナンピン…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

仲値(なかね)

仲値とは、金融機関が顧客と外国為替取引を行う際の、当日受け渡し用の基準レートのことです。

仲値はTTM(Telegraphic Transfer Middle Rate)とも呼ばれ、毎朝9時55分の為替レートを参考にして、各金融機関ごとに決定しています。決定された仲値は、余程大きなレートの変動がない限りは一日の間、適用されます。

その日の仲値を出来るだけ高く(安く)設定したい実需筋の思惑を背景にして、朝9時55分の直前まで、様々な投機筋による売買の攻防が繰り広げられていると見られます。

ニューヨークタイムからオセアニアタイムにかけて形成されるレンジ相場ブレイクする要因は様々ですが、そのレンジがブレイクする切っ掛けのひとつになっているのが、この仲値の攻防だといわれています。

凪相場(なぎそうば)

凪相場とは、FX相場のレートの動きが乏しくなっている状態のことです。

凪とは、海風が吹かず波がない静かな状態の海面のことで、「凪相場」という言葉は、そんな静かな無風状態だということを表しているのです。

よく似た言葉に「閑散相場」や「薄商い」がありますが、これは相場参加者の人数が乏しいことを表した言葉です。閑散としていても値動きがあるケースはよくありますし、そういう場合はチョッピーな値動きになりやすいです。

凪相場の場合、相場参加者が多くても起こり得ます。注目される経済指標の発表待ちなど、多くの相場参加者が模様眺めをしている結果、値動きが全く無くなってしまうことがあります。

凪相場になると、狭いレンジ状態(ナローレンジ)や三角保ち合いになる傾向があります。

関連用語 レンジちゃぶつく

泣く

泣くとは、トレードで損失を出すことを指した言葉です。

  • 「泣く泣く損切りをする」
  • 「ダマシに泣く」
  • 「ここは泣いておいて次の機会を待つ」

──等など、損失が確定したことの辛さ、悲しさを表した相場用語です。

相場の格言にも「泣く」という言葉は散見されます。

  • 『泣く時は泣いて渡れ』
    思惑に反してレートが逆行していったときには、相場の流れに逆らわずに損切りをして、新たな流れ(トレンド)に従うべき。
  • 『一両にこだわって 百両に泣く』
    目先の小さな利益や損失にこだわって、大きな相場の動きを無視したり資金管理を疎かにしてしまう結果、いつか大きな損失を出してしまう。
  • 『感謝祭で笑った者はクリスマスに泣く』
    米国シカゴ市場の格言。11月の感謝祭に向けたトレンド相場で上げた利益は、年末の反転で吐き出してしまうという、季節性アノマリー。

関連用語 損切り

投げ売り

投げ売りとは、持っていた買いポジションを、損失になるのを承知で売ってしまうことです。

反対に、売りポジションを損切り承知で決済することを「踏み上げ」といいます。

トレードルールに則った冷静な損切りというよりも、狼狽していて、早くポジションを手放して楽になりたいという「逃げるのに必死な損切り」を表しています。

買いポジションを持っていた相場参加者たちの諦めや、パニックによって損切りをしているため、売りが売りを呼ぶ「投げ売りの連鎖」が起きやすく、そうなるとセリング・クライマックスになっていきます。

関連用語 底が割れるガラ

NASDAQ(ナスダック)

NASDAQとは、全米証券業協会(NASD)が管理・運営している店頭株式市場のことです。英語表記の頭文字を取って「NASDAQ(ナスダック)」と呼ばれます。

世界初の電子株式市場(取引所がないコンピューターシステムの証券取引市場)として、世界中の注目を集めました。自動取引システムを導入したことにより、多くの企業の参加を呼び込んだ結果、市場規模は世界第3位となっています。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)と並ぶ米国の代表的な株式市場であり、ハイテク関連のベンチャー企業が数多く上場しています。ベンチャー企業向け市場としては、世界最大の規模を誇ります。

上場企業には、アップル、マイクロソフト、オラクル、アドビシステムズ、グーグル、アマゾン、ヤフー、イーベイ、インテルなど、錚々たる会社が並びます。

成行注文(なりゆき)

成行注文とは、FX会社から提示されているレートを受け入れて売買する注文方法のことです。「マーケット注文」とも呼ばれます。

指値注文や逆指値注文のように、こちらから売買したいレートを指定して注文を出すのではなく、今現在取引されているレートでの売買を受け入れる形になります。そのため、成行注文は基本的にほぼ100%成立します。

こうした注文の特徴から、成行注文は、今すぐにポジションを持ったり決済したりするための注文として用いられます。

しかし、FX会社から提示される取引レートを受け入れる形のため、急激な値動きの中で成行き注文を出すと、想定していたレートから掛け離れた思わぬレートで約定(注文成立)してしまう可能性があるので注意が必要です。

こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、FX会社の約定力を調べておくことが大切です

成行注文を出した瞬間のレートと、実際に約定されたレートとの誤差のことを「スリッページ」と呼びます。FX会社によっては、ツールの設定で「許容スリッページ幅」を指定できる場合があります。

関連用語 指値注文逆指値注文スリッページストップ・ロス・オーダーエントリー損切り

ナローレンジ

ナローレンジとは、レンジのなかでも値幅が特に狭いもののことを指します。

レンジの幅については、絶対的な指標があるわけではないので、あくまでも相対的な比較になります。

ナローレンジは値幅がとても狭いため、通常のレンジ相場でのトレード手法が通用しにくい傾向があります。

例えばユーロドルの5分足チャートで、10pips少々のナローレンジになった場合、レンジ上下限からの逆張りをするには高い技術を要します。

かといってブレイク狙いをするにしても、ダマシの可能性が高まっている状況ですし、そのまま膠着状態が続く確率が高いため、リスクばかりが高まります。

このようにナローレンジの状態は、一般的にトレードには向かず、余程経験や検証を積んでいない限りは、様子見(スルー)しておくことが望ましいと考えられます。

関連用語 レンジ、スクイーズ

ナンピン(難平)

ナンピンとは、もっているポジション含み損を抱えているとき、同じ方向へのポジションをさらに持つことをいいます。

ナンピンをすることによって、ポジションの平均取得レートが現在レートに近づくため、将来トントンで建値撤退できる確率が高まります。このようにナンピンとは、損失を確定させずに先延ばしをしつつ、建値撤退をして逃げ切ろうとする方法です。

ナンピンをしてレートが建値方向へ戻ってくれればいいですが、そのまま逆行し続けてしまうと、ナンピンによって増えたポジションの分だけ含み損が拡大・倍増してしまいます。

その結果、無念の損切り強制ロスカットによって、大きな損失を確定させることになるため、一般的にはナンピンは愚かな方法とされています。

しかしナンピンの特徴を上手く活かすことで、効果的なエントリーを行うことも可能です。

詳しくは以下の記事をどうぞ。

関連記事 『ナンピン』とは?その意味を理解して戦術的にエントリーする方法

関連用語 強制ロスカット、建値

ナッシング・ダン

ナッシング・ダンとは、売買取引が不成立だったことを表す言葉です。この用語は、FXのインターバンク市場においてディーラーやブローカーが用いるものです。

取引の相手方がクオート(提示)したレートを受け入れない場合、ナッシング・ダンとなります。ボイス・ブローキング(専用電話回線による取引)の場合は相手に「ナッシング・ダン」と伝えます。

反対に、取引成立の場合は「ダン」といいます。