四本値とは、為替取引の値動きを一定期間で区切った際の「始値」「終値」「高値」「安値」の総称です。
- 「始値」一定期間で区切られた値動きの中で、最初に約定(為替取引が成立)したレートのこと。
- 「終値」一定期間で区切られた値動きの中で、最後に約定したレートのこと。
- 「高値」一定期間で区切られた値動きの中で、最も高い値で約定したレートのこと。
- 「安値」一定期間で区切られた値動きの中で、最も安い(低い)値で約定したレートのこと。
これら四つの「値」=四本値をもとにグラフ化(チャート化)したものが、バーチャートやローソク足チャートなどの罫線と呼ばれるものです。
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ローソク足チャートは、四本値をもとにして視覚的に値動きを捉えやすく表現した「日本製のテクニカル分析ツール」で、海外ではキャンドルチャートと呼ばれて広く利用されています。
四本値は、次の図のようにローソク足として表現され、始値よりも終値のレートが高いローソク足を「陽線」、反対に終値のレートが低い(安い)ローソク足を「陰線」といいます。
値動きを区切る期間によってそのローソク足(および為替チャート)の呼称が変わります。
例えば1日単位の四本値を用いた場合、ローソク足は「日足」といい、日足が用いられた為替チャートは「日足チャート」と呼ばれます。
同様に、1時間単位の四本値を用いた場合、ローソク足は「1時間足」といい、1時間足が用いられた為替チャートは「1時間足チャート」と呼ばれます。
四本値はFXトレードにおいて最も重要な情報であり、その四本値を視覚的に表示させたローソク足チャートを最優先に扱うことは、トレード戦略を立ててエントリーと決済を実践していく際の根幹を成す、とても重要な要素になります。
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以上、FX専門用語「四本値」の意味と解説についてお伝えしました。