通貨ペアとは、FX取引で売買される「2国の通貨の組み合わせ」のことです。株式相場に例えると、個別銘柄にあたるのが通貨ペアです。
通貨ペアは、「ドル/円」「ユーロ/ドル」などと表記され、左側が取引される通貨、右側が決済(損益の算出)に用いられる通貨です。
通貨ペアには、外貨と円の組み合わせと、外貨と外貨の組み合わせがあり、前者はクロス円と呼ばれます。
主要な通貨ペアの特徴
「ユーロ/ドル(EUR/USD)」は、取引額が世界一の通貨ペアです。
相場参加者が多いため、流動性が極めて高く、テクニカル的な再現性も高いという特徴があります。
ユーロ/ドルは、ロンドンタイム~ニューヨークタイムで活発に取引されています。
「ドル/円(USD/JPY)」は、取引額第2位の通貨ペアで、日本人に最もなじみがあり、損益の算出も分かりやすいため、人気があります。
東京タイムではレンジ傾向が見られるものの、指標発表をきっかけにトレンドが生まれることもあります。
「ポンド/ドル(GBP/USD)」は、取引額第3位の通貨ペアです。
ポンド自体が投機的な値動きをしやすい傾向があるため、いわゆるダマシの値動きが頻発している印象が強い通貨ペアです。
「ボンド/円(GBP/JPY)」も同様で、初心者には荷が重いといえるでしょう。
関連用語 安全通貨、基軸通貨、避難通貨、メジャー通貨、マイナー通貨、ペトロカレンシー
以上、FX専門用語「通貨ペア」の意味と解説についてお伝えしました。