トレンドラインとは、テクニカル分析で用いられるラインの一つで、「切り上がる安値」もしくは「切り下がる高値」に沿って引かれるラインです。
トレンドラインを引くことで、トレンドの方向が明確になると共に、トレンドラインが支持線・抵抗線として機能する可能性を見て取ることが出来るようになります。
トレンドラインと並行して引かれるラインを「チャネルライン」といい、このラインも支持線・抵抗線として機能する可能性があります。
一般に、トレンドラインの接点となる高値・安値が多いほど、そのラインは強固だと判断されます。
しかし、接点が多くなる程「抜けた時のインパクト」が大きくなるため、その動きを期待した勢力によってトレンドラインのブレイクアウトが狙われ、売り買いの激しい攻防になる傾向も見られます。
トレンドラインの引き方には、様々な流派があります。
- 視覚的に分かりやすい(注目されているであろう)安値同士を結ぶ。
- 最高値の1つ手前の安値と最安値とを結ぶ。
- 最安値と2番目の安値とを結ぶ。
- 複数のトレンドラインを組み合わせる。
- etc…
「4」のように、複数のトレンドラインを組み合わせるのは、下の図のように機能するケースが散見されるからです。これは、いうなれば「トレンドラインの入れ子状態」です。
以上、FX専門用語「トレンドライン」の意味と解説についてお伝えしました。