FX取引における高値とは、ある期間の中で一番高い為替レートのことです。
同じく安値とは、ある期間の中で一番安い為替レートのことです。
高値と安値を判断する期間は、1日、1週間、1カ月、1年などの期間や、直近の数分から数時間の範囲など、使用する為替チャートの設定や値動きを観察する範囲によって変化します。
また、ローソク足の四本値である「高値」と「安値」を指す場合があります。
四本値の「高値」は、一本のローソク足が形成される期間の中で最も高いレートとなります。
同じく「安値」は、一本のローソク足が形成される期間の中で最も安いレートとなります。
高値と安値のレートは「それ以上高い(安い)レートでは買う(売る)トレーダーがいなかった」ということを示しています。
FX取引における高値と安値の重要性
FX取引における高値と安値は、今後の値動きを判断するための重要な要素として、多くのFXトレーダーに注目されるポイントとなります。
例えば、ある重要な高値にレートが近づいた場合、「高値を超えられずに反転~下落するだろう」と考える売り勢力と、同じ理由から買いポジションを決済する(反対売買の売り注文を出す)勢力が現れます。
その結果、売り買いの攻防になりやすい傾向があります。
そして高値を抜けると、売り勢力の損切りと買い勢力の新規買いによって、為替レートが大きく動く可能性があります。
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以上、FX専門用語「高値・安値」の意味と解説についてお伝えしました。