「スクエア」とは?

スクエアとは、為替取引(FX)において売り買いどちらのポジションも持っていない状態のことです。

別名「フラット」や「ノーポジション」ともいわれます。

また、買いポジションと売りポジションが、差し引き同じロット数になっている状態も、スクエアと呼ばれます。

これは、両建てと呼ばれるポジションと同じ状態といえ、実質的なリスクがゼロになっています。

ちなみに為替取引(FX)では、買いポジションをもっている状態を「ロング」、売りのポジションをもっている状態を「ショート」と呼びます。

実はスクエアは積極的なトレード姿勢である

FX取引において何もエントリーせず、ポジションを持たない状態である「スクエア」ですが、FX初心者ほどスクエアの状態を軽視してしまう傾向があります。

これはそもそもお金を稼ごうと思ってFXを始めた以上、目の前のチャートの値動きがどれも利益のチャンスに見えてしまうことは避けられない心理状態だと思います。

しかしだからこそ、ここでよく考えて「本当のトレーディングの姿」について理解しておくことが大切であり、それが為替相場の世界で生き延びて利益を手に入れる正攻法なのだといえます。

FX初心者は為替チャートを前にすると、どこでエントリーするか目を皿のようにして探すものです。

しかし勝ち組のベテランFXトレーダーは、目の前のチャートを自分のトレードルールに従ってテクニカル分析し、次のような選択肢の中から行動を選択します。

その選択肢とは、「買いエントリーを検討する」「売りエントリーを検討する」「今は何もしない」です。

つまり「今は何もしない=スクエアを維持する」という行動を積極的に選択して、その通りに行動する──つまり何もせずにチャート監視を継続するのです。

チャンスが無いからとか、チャンスを逃したから「何も出来ない」という消極的で受動的なスクエアではなく、ルールに従って今は何もしないという態度を積極的&能動的に取ることが、真のスクエアだというわけです。

この両者のスクエア(ノーポジション)の違いが理解できれば、トレード中の心理状態にも自ずと変化が表れ始めるはずですし、実際のトレード判断や行動にも好影響を及ぼすことでしょう。

消極的なスクエアではなく、積極的なスクエアをFX取引で実践できるようになれば、FX初心者からは余裕で脱却できているはずです。

関連用語 ロング・ショート建玉(たてぎょく)

以上、FX専門用語「スクエア」の意味と解説についてお伝えしました。

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