セリング・クライマックスとは、中長期的に下落し続けていた為替相場の最終段階で見られる、ダメ押しともいえるパニック的・連鎖的な売りのことです。
「この通貨ペアはもう十分に下落している」「そろそろ買ってもいいんじゃないか?」と思い始めていた、そんな相場参加者たちの予想を超える激しい下落によって、売りが売りを呼ぶ相場展開になっていきます。
セリング・クライマックスの相場展開のなかでは、買いポジションを持ち続けていたFXトレーダーたちの「損切り注文」や「強制ロスカット」による売り注文が、さらなる下落のエネルギーとなっていきます。
こうした値動きは、1年に一度あるかないか、というものです。
下のチャートは、2014~2015年にかけて下落し続けた、ユーロドルの日足チャートです。
セリング・クライマックスとなったあと、ダブルボトムを形成しました。
※チャートをクリックすると拡大します。
関連用語 ガラ、暴騰・暴落、バイイング・クライマックス、青天井
以上、FX専門用語「セリング・クライマックス」の意味と解説についてお伝えしました。