歴史的高値・安値とは、過去数年~数十年にわたって更新されたことのない、特徴的で突出した高値・安値のことです。
具体的にはドル円の場合、2011年10月31日につけた75.54円がこの通貨ペアの歴史的安値(最安値)となっています(国内報道の表現的には「円高」なので歴史的高値となります)。
この場合、米ドルの価値が1ドル=75.54円だったということであり、米ドルの歴史的安値が75.54円という意味でもあります。
こうした唯一無二の最高値・安値ばかりではなく、週足チャートレベルでの高値・安値も、多くの市場参加者に注目される歴史的高値・安値といえます。
そうした高値・安値を抜けて更新するかどうかは、為替市場の需給バランスとムードを変える要因として重要視されているため、歴史的高値・安値にレートが近づくと売り買いの攻防が激しくなる傾向が見られます。
以上、FX専門用語「歴史的高値・安値」の意味と解説についてお伝えしました。