パフォーマンスとは、運用成績や運用実績のことです。また、過去のレート(価格)の動きを指す場合もあります。
一般に「パフォーマンスが良い」といえば、期間当たりの収益が大きい状態を示しますが、パフォーマンスの良し悪しを評価する指標は数多くあり、一概にはいえない側面があります。
例えば、アグレッシブに(積極的に)運用して大きく稼げたとしても、一時的なドローダウンが大きく不安定なトレーディングによるものだった場合、リスク面からみるとその運用は必ずしもパフォーマンスが高いとは言えなくなります。
反対に、運用利益の絶対額は小さくてもドローダウンが小さく、1回当りのリスク金額も小さかった場合、その運用方法のままポジションのサイズだけを大きくすることで、優れたパフォーマンスが得られる可能性があります。
また、収益の金額だけに注目してしまうと、トレード本来の優劣を見失う恐れもあります。
例えば同じ100万円の利益でも、次の2つのトレードはその獲得ピップス(Pips)が大きく異なるので、本来ならば「2」のトレードのほうが優れているといえます。
- 100万通貨のポジションサイズで「100Pips」獲得して100万円の利益を出した。
- 10万通貨のポジションサイズで「1,000Pips」獲得して100万円の利益を出した。
「2」のトレードを100万通貨で行えば利益は10倍になり、「1」よりも明らかにパフォーマンスが高いことが分かります。
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以上、FX専門用語「パフォーマンス」の意味と解説についてお伝えしました。