「往復ビンタ」とは?

為替トレード(FX取引)における往復ビンタとは、保有していたポジション損切りになった直後に、改めて反対側へエントリーしたものの、そのポジションも損切りになってしまうことをいいます。

いわゆる「泣きっ面に蜂」といわれる状況のことです。

下のチャートは、売って損切り、買って損切りという、往復ビンタの典型パターンを示したものです。

※クリックすると拡大します。

往復ビンタのFXのチャート

FX取引で往復ビンタがおきるのは、大抵はレンジ相場のなかでの安易なブレイクアウト狙いのエントリーが原因と考えられます。

上のチャートは、まさにそういった状況になっていて、高値安値を少し更新したかと思うと、また反対側へとレートが動いていく、いわゆる「ブロードニング・フォーメーション」と呼ばれるチャートパターンが形成されています。

このような往復ビンタが起きやすいのは、一見するとトレードしやすく感じられる「値が動く時間帯におけるボラティリティの高い相場状況」だといえます。

短時間に一方向へ為替レートが動くものの、実際にはその値動きの中でブレイクを狙うと、どうしても伸び切ったタイミングでのエントリーになりやすいものです。

そのタイミングは大抵、目ざといトレーダーたちの利食いの場になる傾向が高く、高値づかみをさせられる可能性があります。

ブロードニング・フォーメーションが形成されてしまうような相場状況は、さらに大きな時間足チャートを見てみれば、何らかのチャートポイントで攻防が起きやすい場面である可能性があります。

そうした上位時間軸のチャートポイントは事前に把握することが可能ですので、往復ビンタの悲劇を避けるためにもマルチタイムフレーム分析を習得して、視野の広いチャート分析を行うことをおすすめします。

以上、FX専門用語「往復ビンタ」の意味と解説についてお伝えしました。

厳選FX口座情報

私が使っているMT4口座

現在、私がリアルトレードで使っているMT4口座はOANDA証券です。

OANDA証券のMT4口座は、サーバ接続速度(Ping)が高速でレート更新頻度も高いので、値動きの推移をしっかり捉えられます。

リアルトレードでMT4を使うなら、OANDA証券がおすすめです。

口座開設 OANDA証券|公式サイト

MT4スプレッド2

プロフィール

fx-monoロゴ名前:mono(モノ)
FX歴12年のトレーダー。

トレードで収益を上げながら、小さなビジネスも経営しています。心理学や脳科学などの専門知識を活かして【トレード技術の上達法】を研究し実践してきました。
詳しいプロフィール

ご意見、ご感想、ご質問はこちらのお問い合わせフォームからお気軽にお送りください。

── この記事をシェアする ──
FXの読み物
タイトルとURLをコピーしました