「ぬか喜び」とは?

ぬか喜びとは、一時は豊富にあった含み益が、思わぬ値動きによって消し飛んだり、またはブレイクアウトで上手くエントリー出来たものの、小さな利益で終わってしまうなど、想定した利益が得られず落胆する様子を表した言葉です。

決済ルールが不十分だったり、そもそもルールをもっていない場合は、含み益が出てもそれを上手く実利益に変えられないケースが頻発します。

ぬか喜びの例

仮に、エントリー直後に大きな伸びが生じて、一気に含み益が増えたケースを見てみましょう。

フラッグでのぬか喜び

利益目標到達やトレーリングストップで決済する場合は、黙ってホールドし続けていれば良いのですが、明確な決済ルールがないと延々と判断を迫られ続けることになります。

  • 「まだまだ伸びるんじゃないか?」という期待。
  • 「ここで利益確定した後に伸びたらもったいない」という気もち。

一度は大きく伸びた値動きを目の当たりにした結果、こうした「後悔したくない」という心理状態に陥るため、なかなか決済することが出来なくなります。

そうしている内に、レートはジワジワと反転をし始めます。しかし後悔したくない気もちが強いため、どうしても粘ってしまう傾向が表れ、ポジションをホールドし続けてしまうのです。

その結果、いつの間にか建値付近までレートは下落してしまい、「このトレードで損失だけは出したくない」という気もちから、建値撤退をすることになります。

このときの残念な状態が「ぬか喜び」です。

このケースではさらに悪いことに、それまでのグズグズした反転がフラッグを形成し、そこから再度ブレイクアウトして上昇していったのです。

これには多くのトレーダーが感情的になってしまうでしょうし、追っかけトレードを始める可能性もあります。

ぬか喜びだけで済めば実害はありませんが、こうした無謀な追っかけトレードに陥ると、必要のない損失を出す可能性が高まってしまいます。

関連用語 決済注文割に合わない

以上、FX専門用語「ぬか喜び」の意味と解説についてお伝えしました。

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プロフィール

fx-monoロゴ名前:mono(モノ)
FX歴12年のトレーダー。

トレードで収益を上げながら、小さなビジネスも経営しています。心理学や脳科学などの専門知識を活かして【トレード技術の上達法】を研究し実践してきました。
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