モメンタムとは、値動きの勢い(強さ・大きさ)を表す相場用語です。
例えば「モメンタムが強い」という場合、値動きに勢いがあることを表します。
テクニカル分析で用いられるインジケーターの中にも、この値動きの勢いを数値化する「momentum(モメンタム)」というものがあります。
一般的にFX取引でモメンタムといえば、後者のインジケーターのことを指す場合が多いです。
一定期間の値動きの変化量が大きければ「モメンタムが大きい」、小さければ「モメンタムが小さい」と表現します。
インジケーターのモメンタムは、次のような計算式で表されます。
- n期間のモメンタム = 現在のレート ー n期間前のレート
モメンタムがプラスなら上昇、マイナスなら下降の勢いがあり、数値の大小によって為替レートの値動きの強さを判断します。
また一般的には、極度に大きなモメンタムが現れた場合は「行き過ぎた状態」と捉え、調整の反転が起きる可能性を見て取りますが、安易な逆張りはリスクが高くおすすめ出来ません。
以上、FX専門用語「モメンタム」の意味と解説についてお伝えしました。