見逃しとは、本来であればエントリーすべきタイミングにおいて、何らかの理由でエントリーできなかった状態のことです。
またエントリーだけではなく、決済やポジション調整のタイミングを先送りしてしまうことも「見逃し」と呼ぶことがあります。
FX取引でよくある見逃しのケースとして、次のようなものがあります。
- トレードルールではエントリーしなければならない相場状況だったが、「こんなところで買えない(売れない)」と感じてしまい、どうしても怖くてエントリー出来なかった。
- 為替チャートを監視していたが、退屈になって目を離した隙にエントリータイミングがやって来てしまい、絶好のエントリーチャンスを見逃してしまった。
- 利益確定や損切りの決済タイミングに迷い続けた結果、妥当な決済ポイントがあったにもかかわらず、ズルズルとポジションを持ち続けてしまった。
このように「見逃し」とは、感情的になったり集中力が切れたりすることによって、想定や意図に反した結果を呼び込むものです。
冷静な判断に基づいた「見送り」と一見同じような行動に見えても、その内容は大きく異なるものだという点に注意が必要です。
関連記事 トレード資金が減るのが怖くてエントリーできない状態を克服する方法とは?
関連記事 FXのトレード手法はシンプルにした方がいい理由とは?ルールが複雑だと困る理由
以上、FX専門用語「見逃し」の意味と解説についてお伝えしました。