基軸通貨とは、国同士の間で、決済や金融取引のために最もよく使われる通貨のことです。
どの通貨が基軸通貨として使われるかは、その時代で、経済力・政治力・軍事力の最も優れた国がどこかによって決まると考えられます。
その国の通貨の流通量の多さ、経済活動の規模、軍事力を背景とした政治的安定性、これらの総合力によってその時代の基軸通貨は定まっていきます。
言い換えると、どの国の通貨が最も信頼できるか──ある日突然通貨の価値が無くなったり、権力者の都合によって通貨の価値が操作・棄損されるような心配(政情不安)がないか、という視点があるということです。
過去には、19世紀ごろをピークにイギリス・ポンドが基軸通貨としての確固とした地位をもっていました。
しかしその後、二度の世界大戦を経て国力が弱まっていき、戦後はアメリカの台頭によって基軸通貨はドルへと移行して現在に至っています。
以上、FX専門用語「基軸通貨」の意味と解説についてお伝えしました。
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キジクツウカ・基軸通貨の定義
基軸通貨とは、為替レートの左側に表記される通貨です。例えば米ドル/円(USD / JPY)ですと、「米ドル(USD)」が基軸通貨となります。