エリオット波動理論とは、米国の株式アナリストのラルフ・ネルソン・エリオット(1871~1948)が考案した、チャート分析理論のことです。
エリオット波動理論の根底にあるコンセプトは、「レートの動きは波動を描く」というもので、その波動は「5つの上昇波」と「3つの下降波」に分類され、それらが相場の流れのなかでくり返される──というものです。
しかし、エリオット波動についてよく言われることとして、例えば「どの波が第3波なのか、判断がつかない」というものがあり、実際のトレードに応用することが難しいとされています。
エリオット波動を活用するためには?
FXトレードで実際に活用していく上では、細かい理論的な理解や、整合性へこだわるのではなく、エリオット自身がいみじくも述べているように、「相場は波を描く」という点に着目することが大切です。
つまり、トレンドを形成しているなら、波は「N字」を描き、停滞してレンジ相場を形成しているなら、「WやM」を描くということであり、それらの波はフラクタル構造をもっているということです。
こうした理解を基本とすることによって、レートの動きをシンプルにとらえることが可能になっていきます。
関連用語 テクニカル分析、チャートパターン、フィボナッチ数列
以上、FX専門用語「エリオット波動理論」の意味と解説についてお伝えしました。
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エリオット波動理論とは?|みんなのFX
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