チャートパターンとは、相場参加者たちの集団心理が、「形・パターン」としてチャート上に現れたもののことです。
為替取引(FXトレード)においては、チャートパターンを知ることで集団心理による一方的な値動きの発生について理解できるため、エントリーと決済の判断に大いに役に立ちます。
チャートパターンの基本となるのは、何らかの特徴的な高値・安値に対する、その後のレートの値動きです。
例えば、レンジというチャートパターンが形成される原因は、値動きの初期段階で形成された高値・安値に対して、レートがその後、更新することが出来ない状態が続くためです。
高値と安値の外側に、強い売買それぞれのトレーダーが存在していることを示唆しており、裏を返せば、そこを抜けていくと「損切の決済注文」と「新規のエントリー注文」が次々の約定していくことで、大きくレートが動き出す可能性があるということです。
チャートパターンを活用するためには、その形だけに注目するのではなく、その背景にある相場参加者たちの集団心理を読み取ろうとすることが大切です。
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関連用語 ダブルトップ・ダブルボトム、三角保ち合い、三尊(さんぞん)、セリング・クライマックス、底堅い、鯨幕(くじらまく)、ブロードニング・フォーメーション、ラウンドトップ・ボトム
以上、FX専門用語「チャートパターン」の意味と解説についてお伝えしました。