暴騰とは、為替相場のレート(価格)が急激に上昇することで、暴落とは、同じく急激に下降・下落することです。
「暴」という漢字からも伺えるように、暴騰・暴落は尋常ではない値動きを指しています。
為替相場(FX)においては、以下のような要因で暴騰・暴落が生じる傾向があります。
- 米雇用統計を始めとした重要な経済指標の発表時における、ポジティブサプライズやネガティブサプライズの結果として。
- 為替介入による市場コンセンサス(売買の動意)の激しい偏り。
- 大きな時間足(週足や月足)レベルのサポートラインやレジスタンスラインを抜けて、損切り注文が大量に執行された。
- etc…
いずれの要因にせよ、暴騰・暴落が起きている相場状況というのは、パニックや混乱の渦になっているということですから、無闇にポジションを持とうとはしないことです。
そもそも、FX会社のリスクヘッジの結果、顧客の注文は入り難くなったりスプレッドが大きく拡大しますから、まともなエントリーや決済を行うことは困難になります。
なお、暴騰よりも暴落の方が頻度は多く見られ、暴落の値動きは速くなる傾向があります。
参考記事 『ロング・ショート』とは?その意味と由来が表すFXの値動きの特徴
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以上、FX専門用語「暴騰・暴落」の意味と解説についてお伝えしました。