ブラック・スワンとは、「黒い白鳥」を意味しており、「あり得ない、起こり得ないことが実際に起きた」ということを表した言葉です。
確率論や従来の知識や経験からは予測もできない極端で異常な出来事が発生し、それが人々に多大な影響を与えることを指しています。
ブラック・スワンの具体例としては、旧ソ連の崩壊、日本のバブル崩壊、911同時多発テロ、2008年のリーマン・ショックなどが上げられます。
イギリスのEU離脱や、トランプ大統領の当選もブラック・スワンの一種といえるでしょう。
ブラック・スワン現象が起きてしまった際には、文字通り極低確率の出来事が発生したというケースもあります。
しかし見方を変えると、それまでの推測が間違っていたことを示したに過ぎず、実はそれなりに起こり得るものだったという風にも考えられます。
つまり社会が楽観的過ぎた、もしくは一面的にとらえ過ぎていたという側面もあったという訳です。
以上、FX専門用語「ブラック・スワン」の意味と解説についてお伝えしました。