青天井とは、為替相場で上昇している状態が続いていて、どこまでもレートが上がっていきそうな相場状況のことです。
近年で言えば、アベノミクスによるドル円の円安相場が印象的な例です。
下の為替チャートは、2012年末に野田政権が倒れて安倍政権が始まった時期から現在までの、ドル円の週足チャートです。
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ドル円は明らかな上昇トレンドとなった結果、「まだ上がるのか!?」「どこまで上がる!?」と、市場参加者たちも熱くなり、「このトレンドに乗り遅れるな!」というムードが醸成されていきました。
永遠に続く青天井がありえない以上、いずれもみ合い、レンジ相場を経ながら天井をつけていきます。
アベノミスク相場のときも、2013年の半ばに最初のピークをつけ、ドル円の為替レートは一年ほど横ばいを続けました。
そしてその後、もう一段大きく上昇したあと、天井をつけて反転することになりました。
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以上、FX専門用語「青天井」の意味と解説についてお伝えしました。