FX用語「い」維持証拠金、行って来い、移動平均線、イフダン注文(IFD)…の意味

あ行か行さ行た行な行は行ま行や行・わら行

イーサリアム

イーサリアム(Ethereum)とは、仮想通貨の一つでビットコインに次ぐ時価総額を誇っています。

本来は、イーサリアム・プロジェクトによって開発されているアプリケーションや、プラットフォームの名称など、イーサリアムに関連するプロジェクトの総称を指す用語です。

ですから、イーサリアムプロジェクトの中で使われる通貨「イーサ(ether)」のことを、イーサリアムと呼んでいる人が多い状況です。

イーサリアムは、仮想通貨取引会社のビットフライヤーなどで扱うことができます。

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イギリスポンド

イギリスポンドとは、イギリスの流通通貨で、別名「ケーブル」や「スターリング」とも呼ばれています。

19世紀半ば、ポンドが世界の基軸通貨としての地位を確立していた時代がありましたが、イギリスの産業構造の変化や、ドイツ、アメリカといった産業国の隆盛によって、ポンドの地位が脅かされていきました。

そして20世気に入り、戦争経済のなかでイギリスは、金本位制の放棄~再導入といった混乱を経て、ポンドの基軸通貨としての信用は下落し、ドルにその地位を譲ることになりました。

こうした、ポンドからドルへの覇権の移行は、イギリスポンドの衰退を見てとった金融家たちの意思で加速された可能性が高いとも言われています。

現代のFXでは、米ドルユーロと比べて、主要通貨の中では短期間で大きな値動きを見せるため、短期売買(デイトレードスキャルピング)のトレーダーたちに人気があります。

維持証拠金

維持証拠金とは、持っているポジションを維持するのに必要なお金のことです。

維持証拠金は、FX会社によって異なる金額が設定されていて、FX口座に入金してある証拠金が維持証拠金を下回ると、もっているポジションがFX会社によって強制的に決済させられることになります。

含み損を考慮した現時点の証拠金の金額と、維持証拠金との比率のことを、「証拠金維持率」といい、これが一定割合を下回ると、FX会社からマージンコールという注意喚起がなされ、最悪の場合は強制ロスカットによる決済が行われます。

関連用語 追加証拠金追証(おいしょう)

委託介入

委託介入とは、為替介入の方式のひとつで、為替介入をしようとする中央銀行が、他国の中央銀行に介入を代行してもらうことです。

例えば、日本銀行が為替介入を行う場合だと、夜間や深夜にヨーロッパやアメリカ市場に直接介入できませんから、各国の中央銀行に頼んで介入をしてもらうわけです。

日銀が主に介入を委託する先は、欧州市場ではECB、ロンドン市場ではBOE、ニューヨーク市場ではFEDになります。

もちろん、反対に日本銀行が、諸外国の銀行の委託を受けて為替介入をする場合もあります。

関連用語 為替介入口先介入

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一目均衡表

一目均衡表とは、チャート分析手法のひとつです。

昭和初期に一目山人(いちもくさんじん)氏によって考案された、チャート分析方法のことをいいます。

下のチャートは、一目均衡表を表示させた、ユーロドルの日足チャートです。

一目均衡表の日足チャート

一目均衡表では、基準線、転換線、先行スパン1、先行スパン2、遅行スパンの、5本の補助線を用います。

いろいろな分析方法がありますが、一般的に知られているものは、基準線を転換線が下から上へ抜けると買い、上から下へ抜けると売り、という判断方法でしょう。

一目均衡表の大きな特徴は「雲(くも)」と呼ばれる指標です。

雲の厚さによって、レートに対してどれくらい抵抗があるのかを判断し、雲を抜けた場合の値動きの可能性を判断していきます。

行って来い(往って来い)

行って来いとは、相場が大きく上昇または下降したものの、再びおなじ価格帯にレートが戻ってきた状態をいいます。

下のチャートは、行って来いの例です。

行って来いのチャート

大きな陽線ローソク足によって、急上昇を見せましたが、すぐにまた同じように大きな陰線があらわれて、同じ価格帯に戻ってきた様子がわかります。

関連用語 全値押し(戻し)・全モ

一本

一本とは、100万通貨のことです。ドル円だと、一本=100万ドル=約1億円となります。

これは、インターバンク市場において、ディーラー同士で取引をする場合の最小単位です。

十本なら1000万通貨ということで、個人トレーダーから見ると、莫大な単位で実感がわかないと思いますが、インターバンク市場では常に巨大な額の取引が行われていて、一日あたりの取引金額は、2016年時点で500兆円を超えている模様です(国際決済銀行(BIS)調べ)。

関連用語 ロット通貨単位

移動平均線(MA)

移動平均線とは、インジケーターのひとつで、過去のローソク足の「一定期間の価格(多くは終値)」を平均して、線でつなげたものです。

例えば、1つ目の終値が100円、2つ目が200円の場合、これら終値の平均値は150円になります。

このような平均値の計算を順番に行っていき、それら平均値をラインでつないだものが、移動平均線です。

下のチャートは、一般的な「20期間の移動平均線」を表示させたもので、各ローソク足から過去20本分の終値を平均してラインにしています。

移動平均線

テクニカル分析のなかでは、最も一般的なものの一つであり、トレンドの状態を判断したり、エントリーやエグジットのタイミングを図るために、よく用いられています。

米国のジョセフ・グランビルが、移動平均線と価格の位置関係に着目し、売買のポイントをまとめた「グランビルの法則」を考案したことにより、移動平均線は急速に普及しました。

移動平均線を水平に移動させてみると見えてくるもの

チャートソフトの機能によっては、移動平均線の表示を横方向へずらすことが可能なので、その場合の見え方をチェックしてみると、移動平均線の新たな使い方のアイデアが出てくるかもしれません。

一目均衡表の「先行スパン」などは、こうしたコンセプトで用いられているものと言えます。

下のチャートのオレンジのラインが、20期間の移動平均線を未来方向へ10期間ずらしたものです。

移動平均線をずらす例

関連用語 グランビルの法則ゴールデンクロス、デッドクロス、クロス

イナゴ

イナゴとは、大きな値動きを見てからポジションをもった、一般大衆トレーダーの集団のことです。

農作物にむらがる大量のイナゴの群れに例えて名付けられた、ネットスラング(俗語)のひとつです。

イナゴと呼ばれるトレーダーたちの多くは、高値づかみなどの結果に終わってしまい、その行動が利益につながることは少ないです。

彼らが「もっと上がるはず!」「エントリーしないと損!」と感じたとき、それこそが天井であるという皮肉な現象が、日々くり返されているといえるでしょう。

これは、もとは株式相場の用語で、ニュースになったり人気化した銘柄に、イナゴの群れようにワッと飛びかかって、すぐに利食いしたり、高値づかみになって塩漬けや損切りを強いられるという、そんな大衆投資家の行動を指したものです。

そのようにして出来上がった行って来いのチャートのことを、イナゴタワーと呼びます。

イフダン注文(IFD)

イフダン注文(IFD)とは、2つの注文を同時に出しておいて、最初の注文が約定したら2つ目の決済注文が、自動的に有効化される注文方法のことです。

イフダンとは英語で「lf Done」の略で、「もし取引が成立したら……」という意味になります。

例えば「1ドル=100円でドルを買う」という注文を出すとき、同時に「もし、買えたら1ドル=110円でドルを売る(決済する)」という注文も出しておくのが、イフダン注文です。

2つ目の決済注文は、最初の注文が約定しない限りは有効になりません。

イフダン注文は、パソコンの前にいられないときの、エントリー利益確定もしくは損切りの注文方法として有効な方法のひとつです。

関連用語 IFO(アイエフオー)注文OCO(オーシーオー)注文

インジケーター

インジケーターとは、「指標」や「指示器」という意味をもつ単語で、FXのテクニカル分析で用いられるものです。

インジケーターは、「テクニカル指標」や「テクニカルインジケーター」とも呼ばれます。

有名なものとしては、移動平均線やRSI、MACD、ストキャスティクスなどがあります。

「指標」「指示器」という言葉からイメージされる通り、インジケーターは、現在のレートの方向性やトレンドの状態、さらには今後の反転の可能性といったものを、「見える化」するために用いられます。

インジケーターを用いる目的は、一見すると無秩序にランダムウォークしているように見えるチャートから、何らかの法則性や傾向を見出すためと言えるでしょう。

インジケーターには、オシレーター系のものとトレンド系のものがあり、それぞれに特徴や、相場状況に対する向き不向きがあります。

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関連用語 テクニカル分析オシレータートレンド系テクニカル指標